美しいままでいて

医師です。正確な医療に基づく小説を書きたく、このブログに物語を書いています。出版社の方、ご検討よろしくお願いいたします。

QB必修まとめ

問題文はよく読む!!!

 

初乳は胎便の排泄を促し、蛋白質を多く含み、免疫物質を多く含む。

調節とは、近方視や遠方視の際に水晶体の厚みを変化させることで屈折力を変え、網膜中心窩に焦点を合わせることである。加齢による水晶体の硬化と毛様筋の弱化により調節力は低下する(老視)。

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乳幼児は頭によく汗をかく。「毎日、頭(皮)を洗う時様子をみてごらん」というと、たいていの首の「ぐりぐり」の自然消退を理解してもらいやすい。

後腹膜線維症は病変が両側尿管まで至った場合には腎後性急性腎障害となり、重症例では無尿となり得る。急性尿細管壊死は腎性急性腎障害から無尿になり得る。

浮腫は、体位によって異なるが、原則として最も低い位置に強く起こる。仰臥位で寝たきりの患者の場合、仙骨部を見るには必ず体位変換をする必要があり、見逃しやすい部位である。仙骨部が直接触れている下着やシーツの皺などが皮膚に凹凸として見られる。

1視野で扁平上皮細胞数が25個より少なく、好中球が25個より多く存在する検体の培養では、診断的意義が高いとされている。

中心静脈路の確保には、一般的に内頸静脈、鎖骨下静脈、大腿静脈が用いられる。

解熱剤の投与により低血圧やショックを引き起こす可能性があり、熱中症では投与すべきではない。熱中症で生じる高体温は体温調節機能の破綻と脱水が原因と考えられる。

胃内で聴取される水泡音と、気管支誤挿入による肺内音を聴診で鑑別することは大変難しい。

asterixis「固定姿勢保持困難(羽ばたき振戦)」、clubbing「ばち指」、gynecomastia「女性化乳房」、nystagmus「眼振」、scoliosis「脊椎側弯症」

腹腔穿刺はMcBurney点や逆McBurney点や臍の約2cm下を穿刺部位とする。恥骨に近い部位での穿刺では膀胱穿刺等の合併症が起こり得るので禁忌である。また、癒着などで可動性がない場合腸管誤穿刺を起こしやすいため、エコーを用いて安全な穿刺部位を決めることが望ましい。

膿胸により無気肺は起こりうる。

統合失調症は身体的に異常がないので物的サポートの必要性は低い。

就業していない人が住居を得るのは困難であり、福祉事務所の援助やグループホームなどの施設への入居を考える。

舌下神経が障害されると「ラ行」などが発音しにくくなる。

自己の秘密を保持する権利はリスボン宣言に含まれる。

血漿は採血後4時間を超えて保存するときは血漿を凍結する。

尿検査では雑菌の繁殖を防ぐために、一般的に冷蔵保存を行う。

血糖は常温の保存では赤血球により消費されるため、血糖の消費を防ぐために採血管にNaFが入っている。

抗酒薬は服薬後に飲酒をすると急性の二日酔い状態になり、酔う前に不快になるため、断酒を決意した患者がその日1日は飲酒をしないようにと、自分の意志で服薬するものである。断酒を決意していない患者に処方しても意味がない。

皮下注射では、皮膚と筋層の間の皮下組織に薬液を注入する。皮下組織と筋肉組織の区別をつけやすくするために、皮膚をつまみ上げて針を刺入するとよい。

経皮投与ではゆっくりと持続的に吸収され、血中濃度が安定しやすく、必要な用量が少ない薬物に適用される。

特定健康診査・特定保健指導は高齢者医療確保法を根拠法とする。リスクの高い生活習慣を有する者が対象のハイリスクストラテジーである。

医師は利他主義に基づき医療を行うが、患者にも義務はある。権利を主張するだけでなく診療に協力することが求められるほか、診療において負担すべき費用を支払うなどの義務を負う。

下肢静脈瘤で色素沈着は生じるが、多毛となることはない。

アルブミンの分子量はグロブリンよりも小さいため、ネフローゼ症候群のときに尿中により排泄されやすい。血清Caの約40〜50%は血清蛋白、主としてアルブミンと結合している。

aneurysm→動脈瘤⇄varix→静脈瘤

scar→瘢痕

トランス脂肪酸は、LDLコレステロールを上昇させ、HDLコレステロールを低下させるため、過剰な摂取は避け、総エネルギーの2%未満におさえることが推奨されている。

死産は妊娠満12週(第4月)以後の死児の出産と定義されている。死産の届出は必ずしも医師や助産師が行うわけではなく、原則として父が行う。多胎分娩で全て死産の場合でも、死産した児の数だけ死産証書は必要である。

胃洗浄の禁忌→未治療の食道静脈瘤、腐食性薬剤の誤飲、石油の誤飲

純音聴力検査は7種類の周波数で、オージオメータで測定する。

頸部の血管雑音は動脈性(頸動脈狭窄による収縮期のみ聞こえる雑音)、静脈性(高心拍出量状態による静脈コマ音といわれる連続性雑音)、動静脈瘻(シャントによる連続音)の3つに分かれる。甲状腺機能亢進症は高心拍出量状態になり静脈コマ音(内頸静脈の血流速度が上昇したときに生じる連続性雑音)を聴取しうるが、甲状腺機能低下症では聴取しない。

輸血後GVHDは非血縁者と比較して、HLA型の近い血縁者からの供血で生じやすい。

単純性脂肪肝では通常肝予備能は保たれており、黄疸はみられない。脂肪肝程度では黄疸は起こらない。

quick SOFAの意識レベルの変化はGCS<15。

ベッド脇の床に患者が倒れていたら、転落による骨折等の外傷を疑う。

溢乳に対しては哺乳後しばらく上半身を起こし、乳児をたて抱きして排気するのがコツである。

心房細動の患者を見た際には、発汗、体重減少、振戦などの甲状腺中毒症状が明らかでなくても、一度は甲状腺機能をチェックしておく必要がある。特に、高齢者では甲状腺中毒症でありながら典型的な症状が目立たないことがあり、心房細動が唯一の症状である場合も少なくない。また、男性例では女性に比して甲状腺が下方に位置するため、触診しにくいことも覚えておこう。

診療所開設の際は、開設後10日以内に都道府県知事または保健所設置市の市長へ届け出なければならない。その窓口となるのが保健所である。

拡張型心筋症をはじめとする心不全症例には、アンジオテンシン変換酵素阻害薬などのレニンアルドステロン系の阻害薬とβ遮断薬を治療に用いるのが原則である。

髄膜腫に起因する症候性てんかんでは、けいれん発作時に注視の皮質中枢と脳幹の皮質下中枢が刺激され共同偏視を認める。

Ⅲ音は低調な音であり、膜型聴診器よりもベル型聴診器で聴取しやすい。

KAP(KAB)モデル:知識(Knowledge)の修得が、態度(Attitude)の変容をもたらし、習慣(Practice)や行動(Behavior)が変容すると考える。

心タンポナーデの原因として最多なのは癌の心膜浸潤。

波動は腹水の存在を示唆する。

腸管内に液体とガスが混在すると、揺り動かした際に音が発生し、これを振水音という。

思考奪取は統合失調症でみられるシュナイダーの一級症状であるが、一次妄想ではない。

「いつもとは何か違って不気味な感じがする」とは妄想気分のことであり、一次妄想である。

Mirizzi症候群は、胆石の胆囊頸部嵌頓および炎症の波及によって総肝管ないし総胆管の狭窄をきたしたものである。

統合失調症は知的障害ではない。

鼻出血が起きやすい部位は鼻中隔である。鼻中隔前方にKiesselbach部位が存在する。

病死および自然死以外はすべて異状死体である。交通事故による植物状態に起因する嚥下性肺炎による死亡は「外因による障害の続発症による死亡」にみなされ、その死体は異状死体である。

stridorは胸郭外気道の狭小化によって起こる吸気性喘鳴のことである。

心膜腔穿刺は胸骨剣状突起左縁より左肩に向けて穿刺する。胸腔穿刺は、肋骨下縁に肋間動脈、肋間神経があるため、上縁に沿って穿刺する。膀胱穿刺ら恥骨上縁を穿刺する。

尿道カテーテル留置により尿路感染症は引き起こされる。

尿道カテーテル留置の目的は、水腎症を伴う慢性尿閉の治療である。尿の排泄による水腎症の改善で腎機能の改善と腎盂腎炎への進展を予防できる。

腎の感染症(腎周囲炎,腎盂腎炎)では経皮的腎生検は禁忌である。

粟粒結核に対する最も有効で確実な検査法4つ
①眼底検査…肉芽結節を認める(陽性率は20%以下)
②肝生検…結核結節を認める(陽性率は80%以上)
③骨髄生検…菌の検出(陽性率は60%)
④TBLB…結核の病理組織(陽性率は80%以上)
※他にPCR法、血液・尿培養などで結核菌を見つける。

薬剤感受性試験には微量液体希釈法(MIC測定法)とディスク拡散法がある。

MICは病原菌の発育を阻止できる薬剤の最小濃度を表す。よって、値が低いほど菌が薬剤に対して感受性が高いことを示す。

薬剤感受性試験の結果はS(susceptible 感性)I(intermediate 中間)R(resistant 耐性)で表記される。感受性が高く(Sで低い値が最も良い)、薬剤の作用機序、体内移行や副作用などの因子を考慮し、最も抗菌スペクトラムの狭い抗菌薬を選択する。

自殺者数のうち「同居人あり」が約7割を占める。

自殺率の都道府県別の死亡率順位は、秋田、岩手、新潟の順である。

皮内注射は注射部位を揉むと注入した薬液の吸収が早まったり周辺の組織に拡散しやすくなるため、薬液への反応が正しく観察できない。

急性冠症候群が疑われている患者はできるだけ安静にさせる必要があり、超急性期には運動負荷は禁忌である。

後頸部リンパ節腫脹は特にEBウイルスによる伝染性単核球症に特徴的とされる所見である。

皮疹は多くのウイルス感染症でみられる。HIV、単純ヘルペスウイルス感染等では伝染性単核球症様症状と皮疹が同時に出現することがある。

溶連菌感染症では治療はペニシリンだが、伝染性単核球症ではペニシリン禁忌である。

溶連菌感染症では圧痛を伴う前頸部リンパ節腫脹がみられる。

感染徴候がない中心静脈カテーテルであれば感染予防のため入れ替えは不要である。

胸やけの原因として食道裂孔ヘルニアがあり、この場合胸部単純X線がスクリーニング検査として重要になる。胸やけの精査として喀痰検査は重要性は劣る。胸やけの原因としては、食道裂孔ヘルニアと食道炎が最も多いが、妊娠後期、過食(特に熱い飲食物,刺激性食物)、過度の喫煙の後にも起こりうる。

橈骨神経は上腕骨骨幹部を走行する。肘関節伸展については、上腕三頭筋(肘伸展)を支配するのは橈骨神経であるが、骨幹部より近位で分枝するため、上腕骨骨幹部骨折に合併することはない。

前腕回内に関わる円回内筋、方形回内筋は正中神経支配である。手指屈曲に関わる長母指屈筋、深指屈筋も正中神経支配である。一方、手関節屈曲に関わる橈側手根屈筋も正中神経支配だが、尺側手根屈筋は尺骨神経支配である。

peripheral末梢側の⇄中枢側のcentral

proximal近位側の⇄遠位側のdistal

contralateral対側の⇄同側のipsilateral

dorsal背側の⇄腹側のventral

caudal尾側の⇄頭側のcranial

動眼神経は副交感神経であり、縮瞳させる役割をもつ。
有機リン化合物コリンエステラーゼを阻害するため、ムスカリン作用によって縮瞳する。

オピオイドによるEdinger-Westphal核の機能亢進の結果、縮瞳する。

Wallenberg症候群では延髄外側にある交感神経下行路が障害され、同側の縮瞳が起こる。

Bishop Scoreは子宮頸部の成熟度をみる。子宮口開大度、頸管展退度、児頭の位置、頸部の硬度、子宮口の位置で表現される。

糖尿病患者が感染症にかかり、熱が出る、下痢をする、嘔吐する、また食欲不振によって食事ができないときのことを「シックデイ」という。

未使用のインスリン製剤は暗所にて4℃で保管する。

インスリン注射には30G(0.3mm)〜34G(0.18mm)の針を使用する。

原発性肺癌でホルモン産生が多い肺癌は小細胞癌である。また腺癌での空洞形成は少なく、末梢型扁平上皮癌は空洞形成を伴いやすい。

右側の誘導でV1にrSR’パターンがみられれば右脚ブロック、左側の誘導(V5〜V6)でR波にノッチがみられれば左脚ブロックである。

Ⅰ度房室ブロックはPQ間隔が大きい1マス(0.2秒)以上である。

disk herniation→椎間板ヘルニア

GCSのV4とは意味のない会話である。

オウム病は発熱がある。

グループホームは、日常生活に支障があって、家庭での援助が見込まれない場合に利用する入居施設である。

デイケアに参加することにより、家庭外での活動の場ができて、閉じこもりの生活の改善が期待できる。

副腎皮質ステロイド薬は長期間反復して行うと軟骨面の破壊を起こすことがある。変形性膝関節症にはヒアルロン酸ナトリウムの膝関節内注射が主体である。

癌のリンパ節転移ではリンパ節は硬く、しばしば凹凸不整、可動性がないことが多い。

末梢性めまいでは耳鳴り、難聴、眼振を認める。

痛覚神経線維は肺にはないが胸壁にはあるので、胸膜に炎症が到達すると胸痛を訴えることがある。その際は、深吸気で疼痛が増強するなど呼吸運動と関連する。しかし、胸痛は膿胸全例に認めるわけではない。

けいれん重積状態や中枢神経感染症ではしばしばびまん性脳浮腫がみられる。高度の脳浮腫による脳ヘルニアの可能性がないことを、脳脊髄液検査(腰椎穿刺)の前に確認しておくことが望ましい。

診察室の扉は患者が希望すれば開けておいてもよい。プライバシーの尊重のため通常扉は閉められているが、閉所恐怖症の患者や何らかの理由で密室を嫌う患者もいるので、その都度確認することが望ましい。

手指消毒は以下の順番。

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便潜血検査は化学法であったが、現在は免疫法が広く行われている。免疫法は安定性が悪く、自宅で採便後速やかに検査施設へ届けてもらうことが重要である。便中のヘモグロビンは腸内細菌により変性する恐れがある。化学法では肉類摂取などで偽陽性が生じえたが、その欠点を克服したのが免疫法である。免疫法はヒト由来のヘモグロビンに特異的な反応を示す検査法である。化学法に比べて感度が低いわけではない。

運動療法が禁忌となる疾患は、糖尿病(空腹時血糖250mg/dL以上かケトン体陽性、増殖網膜症による眼内出血)、高血圧(180/100mmHg以上)、コントロールのつかない心不全、肥満(BMI 30以上)などがある。

複数の医療機関にまたがって医療を提供した結果の死亡であった場合には、当該死亡の要因となった医療を提供した医療機関が報告する。

医療事故が発生した場合には、遺族に説明後、医療事故調査・支援センターに報告する。センターへの報告は義務付けられているため、報告に関する遺族の同意は必要ない。

医療事故調査委員会の設置やメンバー構成に法令上の定めはないが、医療事故調査にあたり、センターなど第三者の支援を求める必要がある。

HSV初感染の病像はヘルペス性歯肉口内炎である。

伝染性軟属腫はポックスウイルスによる感染症である。

卵胞からはエストロゲンが分泌され、プロゲステロンは黄体から分泌される。

高血圧+嗄声+左第1弓突出=胸部大動脈瘤

麻痺性イレウスでは腸管の蠕動運動低下による腹部膨隆、腸雑音の低下、腹部に圧痛を認めるが、腹膜炎は合併しないため筋性防御は伴わない。

反跳痛(rebound tenderness)は、示指、中指、環指の指先で腹膜を垂直に押し、その後素早く離して、押したときと離したときの痛みの強弱をもって確認する。

無疹部を加温すると皮疹が出現する疾患として温熱蕁麻疹が考えられる。

皮疹を摩擦するとびらんを生じる現象はNikolsky現象である。

色素斑を強くこすると赤味を増し膨疹をきたす現象をDarier徴候という。

無疹部に紫外線を照射すると病変部と同じ皮疹が出現するのはKöbner(ケブネル)現象である。

Chaddock反射は外踝の下を後から前へ向けて弧状にこする。錐体路障害があるとBabinski原法と同等の感度で足趾の背屈が誘発される。

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貧血+血便=消化管出血

心肺停止患者へのアドレナリン投与経路の優先順位は①静脈内②骨髄内③気管内である。

生活の質と生存期間を総合的に評価する指標として、「質調整生存年」(QALY,Quality-adjusted Life Year)などが用いられる。

過敏性腸症候群では、下痢はしてもそれによって脱水をきたすことはない。下痢型を除く病型(便秘型,混合型)では便秘が主たる症状となる。

Syphilis→梅毒

Chlamydiaた淋病(Gonorrhea)の症状は尿道分泌物や排尿障害であり、外性器に病変はない。

胃瘻カテーテルの種類は、腹壁にある部分の外見上、ボタン型とチューブ型に分類され、内部の外見ではバルーン型とバンパー型に分類される。

環境の変化+日内変動がある呼吸器疾患+IgE RASTでハウスダスト3+=気管支喘息

ascites腹水[əsáitì:z]

妊娠悪阻が疑われる患者への検査は尿ケトン体である。尿中ケトン体を認めた場合、体内の脂肪を分解してエネルギー源を確保していることになり、輸液療法が必要となる。上部消化管内視鏡検査はさらなる嘔吐を誘発するだけで、妊婦にとっては苦痛である。

面談室で患者に病状説明した後は、患者より後に退室する。

上司が外出中であることを患者に伝える場合は「○○は外出しています」と尊敬語を使わず答えるべきである。

少量の鼻出血への初期対応は鼻根部圧迫、大量の鼻出血ではまずある程度の止血を図ることが必要なので、アドレナリン含浸ガーゼの挿入を行う。

生後2時間の末梢チアノーゼは、経過観察しているうちに改善する。

男性の日常生活における歩数は8202歩→7532歩に減少した。

血液型がわからないとクロスマッチするべきドナーの血液型が決められない。また、検体取り違えによるABO不適合輸血を防止するため、交差適合試験には血液型検査とは別の時点で採血された検体を用いる。

肺がん検診における喀痰細胞診の対象者は、50歳以上で喫煙指数が400〜600以上の人、もしくは40歳以上で6ヵ月以内に血痰のあった人である。

平成26年の調査で習慣的に喫煙する成人の割合は(男女合わせて)19.6%である。

百日咳は白血球増多、CRP陰性が特徴である。

乳児期の発症+呼気性喘鳴+胸部X線の過膨張=急性細気管支炎。RSウイルスなどによる細気管支壁の炎症性狭窄である。

喉頭軟化症は新生児期から症状があることが多く、吸気性喘鳴がみられる。

クループ症候群は吸気性喘鳴が出現する。犬吠様咳嗽が特徴である。

呼気性喘鳴は下気道である。

刺青には酸化鉄などの金属片が含まれていることがあり、MRI撮影時に火傷を負う可能性がある。刺青を入れている部位によっては検査を受けることができない。

冠動脈ステントは術後すぐであっても安全にMRI検査を行うことができる。

これは完全房室ブロックである。硫酸アトロピンを、下壁梗塞に伴う一過性の完全房室ブロックに対して、一時ペーシングまでのつなぎとして投与する。迷走神経遮断の効果も期待できる。

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リドカインは心室期外収縮心室頻拍などの心室不整脈に対して投与するものである。

上腹部にみられた疼痛が、時間とともに右下腹部に限局してきていること、体温が37.6℃、白血球11,800と上昇しているのならば、急性虫垂炎が最も考えられる。腹部膨隆はみられない。麻痺性イレウスを合併した際には、消化管運動の低下に伴い、消化管内にガス・腸液が貯留し腹部膨満を認めることはあるが、急性虫垂炎では腹部が膨隆するほどの腫瘤や、多量の腹水貯留がみられることはほとんどない。

医療訴訟の新受件数は平成17年以降、減少傾向にある。

医師が問われる刑事責任は業務上過失致死傷罪、民事責任は不法行為債務不履行である。

気管支肺胞洗浄は特発性肺線維症以外の間質性肺炎の診断に有用な場合がある。一方、気道過敏性試験は気管支喘息の診断に有用な検査であるが、間質性肺炎の診断には用いない。

epigastralgia→心窩部痛

下腿周径は下腿の最大径のところで測定する。一方、大腿周径は膝蓋骨上縁から10cm上方で計測する。

下肢長は上前腸骨棘から脛骨内果、もしくは大腿骨大転子から腓骨外果までである。

膝関節では屈曲と伸展の2方向の関節可動域を測定する。

下図は順に①マチュー(Mathieu)型持針器、②コッヘル(Kocher)(鉗子の一種。止血や組織の把持などに用いる。ペアン(Pean)と似ているが、先端に鉤がついている点でペアンと異なる。)③ピンセット(鑷子(せっし)ともよぶ)④クーパー(Cooper)(剪刀の一種であり、組織の切離、剝離に用いられる。)⑤メスである。

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胎動を感じる時期には個人差があるが、おおよそ20週までには胎動を感じるといわれている。

蝸牛が障害されると難聴・耳鳴が生じる。

良性発作性頭位めまい症は半規管の浮遊結石やクプラへの付着結石による症状である。

聴神経腫瘍など内耳道病変ではめまいを訴えることは少なく,難聴が多くみられる。

肝硬変では合成能低下により総コレステロール値は低下する。

止痢剤は細菌や毒素の体外排泄を遅らせるため、必ずしも有効ではなく、特に腸管出血性大腸菌や細菌性赤痢では禁忌である。

脊柱側弯症には椎骨の変形を伴わない機能性側弯症と、椎骨の変形を伴って不可逆的な弯曲をきたす構築性側弯がある。構築性側弯は、前額面の弯曲のみならず、椎体の回旋を伴うのが特徴である。このため、スクリーニングとして前屈位での肋骨隆起(rib hump)の有無をみる。

脳血管障害に伴う疾患に共通した特徴として、突発的な発症が挙げられる。TIAは引き続き発症する脳梗塞のリスクとなるが、すべての脳梗塞に起こるわけではない。

介護保険の保険者は市区町村である。

妊娠により肺が子宮に圧排され、機能的残気量は減少する。また胎盤からのhPLなどにより、インスリン抵抗性が増すのでインスリン感受性は低下する。

胸部誘導のV1は第4肋間胸骨右縁、V4は左鎖骨中線と第5肋間の交点である。

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有熱性尿路感染症時には、尿路の閉塞のある場合に尿道ステントや腎瘻の増設などの処置が必要となる。腹部超音波検査は、尿路閉塞の有無の診断に有用である。

67Gaシンチグラフィは、腫瘍の局所診断とともに不明熱時の炎症部位の検索に利用される。

麦粒腫は眼痛をきたすが、網膜中心動脈閉塞症の場合、網膜には知覚がないため眼痛は認めない。急激な視力低下をきたす。

会陰部に放散する側腹部の疼痛は、尿路結石が示唆される。

システムレビューはclosed questionを利用する。一方システマティック・レビューは疫学の分析手法で、あるテーマに関して、一定の基準を満たした研究論文のデータを網羅的に収集し、EBMの検証手順にのっとってまとめる手法である。最もエビデンスの強い手法である。

入院中の小中学生の学力保証のために、小児科のある病院では通常院内学級が設置されている。

うっ血乳頭の原因は、ほとんどが頭蓋内圧亢進症である。頭蓋内圧亢進で初期からみられる自覚症状は頭痛である。乳頭浮腫・うっ血乳頭では視野検査でMariotte盲点の拡大が認められる。

鉄欠乏性貧血と二次性貧血との鑑別に有用な検査項目として、血清フェリチンと血清トランスフェリンが挙げられるが、トランスフェリンは反急性期反応蛋白であり、その濃度は炎症や悪性疾患が存在すると低値を示すため、鉄欠乏性貧血の診断において血清フェリチン値測定を上回る有用性はない。

角膜中央に直径約2mmの白色円形病変+病変の中央はフルオレセインナトリウムで染色=角膜潰瘍

いわゆる論文の批判的吟味は内的妥当性の検証方法を意味し、EBMのステップ3に該当する。これに対して外的妥当性とは情報の患者への適用に関する批判的吟味のことで、EBMのステップ4に該当する。情報そのものの妥当性が内的妥当性、情報の患者への当てはまりの妥当性が外的妥当性である。

腹部大動脈血管置換術後の脊髄障害の麻痺は脊髄の手術をしても改善しない。

予防接種を受ける権利はリスボン宣言には含まれない。

脳幹に病変がある患者で聴力障害はみられるが、視野異常はみられない。テント上に位置する脳神経はⅠ(嗅神経)、Ⅱ(視神経)の2つである。

成人の口腔内診察で舌小帯は視認できるが、咽頭扁桃(アデノイド)は上咽頭に位置し軟口蓋の裏側にあるため観察できない。後鼻鏡を使用すると観察可能であり、その他、耳管開口、耳管隆起、Rosenmuller窩、(上中下)鼻甲介、口蓋垂がみられる。

黄色泡沫状腟分泌の場合は腟トリコモナス症を疑う。

脳死判定において脳幹反射は消失していることが必須だが、脊髄反射は残っていてもよい。脳波は最低4誘導で30分記録し、平坦であることが必須である。

Marfan症候群では大動脈弁輪の拡大(AAE:annuloaortic ectasia)からのARがみられる。大動脈弁領域のto and fro murmurがみられる。

立位の方が心拍出量は低下するため多くの心雑音は減弱するが、有名な例外としてHOCMとMVP(僧帽弁逸脱症)は立位で増強する。

ARなどの大動脈弁の雑音の聴診では、前屈位(坐位になり前のめりになった体勢)で大動脈弁が最も体表に近くなり、聴こえやすいとされている。

左側臥位では、心尖部が体表に近くなり僧帽弁に関連した雑音やⅢ音など元々心尖部に最強点が認められるような心音が聴取しやすくなる。

関節リウマチでは糖の低下が著明。胸水中のリウマトイド因子も鑑別に役立つ。

うっ血性心不全は静脈圧の上昇により漏出性胸水をきたす。漏出性胸水ではLDHは低値を示す。

palpation→触診

palpitation→動悸

pigmentation→色素沈着

pulsation→拍動

bruitは「物音、騒音」という意味のフランス語に由来し、一般的には動脈性の血管雑音を指す。

入院診療計画書の作成と交付およびその適切な説明は、患者が入院した日から7日以内に行う。

中心静脈栄養の場合、輸液投与先は中心静脈であり、表在性の皮静脈からの採血には支障がないため、採血部位は左右どちらの上肢でも構わない。

シャントを長持ちさせるため閉塞や狭窄、感染、出血を予防することが重要であり、そのためシャント側の上肢への血圧測定、採血を避ける必要がある。

パルトグラムとは分娩経過を記録し図式化したもので、陣痛周期、子宮口開大度、児頭下降度、回旋状況(矢状縫合や大泉門の方向)などが記されている。回旋状況が記載されているため、胎位・胎向はそこから読み取ることはできる。

偽膜性腸炎は院内感染する。

夜間と早朝に悪化する乾性咳嗽からは気管支喘息を疑う。

ブドウ糖は全血のまま室温に放置すると赤血球の解糖作用により減少する。よって抗凝固剤と解糖阻止剤であるフッ化ナトリウム(NaF)を用いて採血し、血漿分離を早く行う。NaFは解糖系のエノラーゼの活性を阻害し、ブドウ糖の低下を抑える。凝固するのに不可欠なカルシウムイオンと結合し抗凝固作用を示すが、単独では溶血が起こりやすいため、血糖測定用採血管にはEDTA塩も添加されている。

急性動脈閉塞症に対する血流再開処置後に生じうる病態として,筋腎代謝症候群とコンパートメント症候群が重要である。再灌流による横紋筋の浮腫やミオグロビン尿がみられ、腎尿細管障害、急性腎不全を引き起こす。

冷蔵すると菌が死滅するため診断の感度を下げる。検体は必ず常温で保管する。髄液と血液はもともと無菌だから室温でなるべく増やす。

亜急性脊髄連合性変性症を呈する疾患として銅欠乏症が報告されている。多くの場合、感覚性失調症(脊髄後索病変)+腱反射亢進など錐体路徴候(脊髄側索病変)を特徴とする。銅欠乏の原因は偏食、長期間のヒスタミンH2受容体拮抗薬の使用が知られている。その他として銅の吸収は亜鉛が過量だと阻害される。亜鉛を含む義歯装着によっても銅欠乏症となることが知られている。

前置胎盤は妊娠中期以降の無痛性性器出血を特徴とする。

常位胎盤早期剝離はわが国の脳性麻痺の最大の要因(5人に一人)で、かつ母体死亡の原因の第2位を占めている。第1位は羊水塞栓症である。

発熱を伴う顔面(両頰部)のみの発赤+熱感・圧痛あり+痒みはない+発赤の辺縁が明瞭な顔面の発赤=丹毒。原因はA群β溶連菌が多いのでペニシリン系薬が第一選択となる。

医療行為や医療サービスの提供状況をモニタリングし、評価・分析するための指標をクリニカルインディケーターという。そこには診療の利益率のような病院経営に関する指標は含まれない。

ジペプチダーゼは腸液に含まれ、ジペプチドをアミノ酸に分解する。マルターゼも腸液に含まれ、麦芽糖(マルトース)をブドウ糖に分解する。α-グルコシダーゼとも呼ばれる。

「なに,なんだって?」と返答し、口頭指示に応じず、両手を耳に持っていくとき、難聴や鼓膜損傷を疑う。

brachiocephalic artery(腕頭動脈)は体表で触知できない。

brachial artery→上腕動脈

radial artery→橈骨動脈

循環血液量減少性ショック疑いだが、体表からの出血を認めないとき、亜急性に進行する疾患として消化管出血を考える。

新鮮凍結血漿の適正使用は、血漿因子の欠乏による病態の改善であり、特に凝固因子の補充により出血の予防や止血の促進効果を得ることである。

SLEでは汎血球減少をきたす。

Sweet病の3徴①発熱、②好中球増多、③頭頸部・四肢の有痛性浮腫性紅斑

Sézary症候群は、皮膚原発のT細胞リンパ腫である。

Weber-Christian病は発熱と皮下脂肪織炎を特徴とする。

塩酸モルヒネはOddi括約筋の収縮を促すため、胆石症の患者には慎重投与が必要である。

急性心不全による体液貯留の所見(下腿浮腫や胸水など)の初期治療として利尿薬や血管拡張薬(硝酸薬など)が適応となる。β遮断薬は急性心不全急性期には、急激な左室機能低下による心不全増悪を招く危険があり、禁忌である。

日本の平均在院日数は他国と比較して、近年減少しているものの、いまだ突出して長い。

国内総生産GDP〉に対する国民医療費の割合は、日本は他国と比較して最も低い。

末梢挿入中心静脈カテーテル(PICC)を用いた中心静脈路確保は通常、右肘関節よりやや上方の静脈(右肘正中静脈あるいは尺側皮静脈)を穿刺部位とし、カテーテル腋窩静脈、鎖骨下静脈を経由して上大静脈に留置する手技である。この手技には穿刺時の合併症が非常に少ないという利点がある。

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QOLを考え、cureよりもcareを重視する医療を行う。

Parkinson病では便秘が出現しやすい。自律神経症状の一種と考えられている。抗Parkinson薬のうち、抗コリン作用を有するものでは便秘が増悪する。

開放型質問の利点は、患者が関心を持っている事項を把握しやすくなることである。一方システムレビューの利点は、主訴以外の情報を網羅的に得られることである。

三角筋は不活化ワクチンの筋肉注射部位において最も選択しやすい注射部位である。

大腿四頭筋(外側広筋)はアナフィラキシーの際にアドレナリン筋肉注射部位として選択される。アドレナリンの吸収が最も早く血中濃度上昇も高いことが示されている。

中殿筋は上肢安静の保ちづらい小児の筋肉注射部位として考慮される。

上腕二頭筋内側には正中神経や上腕動脈などが走行しており、血管・神経損傷などのリスクがあることから、筋肉注射には不適切部位である。

睡眠時無呼吸症候群(閉塞型)は肺胞低換気が起こる。高炭酸ガスを伴う低酸素血症は、有効な肺胞換気量の減少によって生じる。A-aDO2正常→肺胞低換気の流れである。

カニューラの場合、大気20%+流量×4で計算(4L/分)、簡易マスクの場合、流量×8、リザーバーマスクの場合、流量×10で大まかな吸入酸素濃度を計算できる。

更年期障害に起こる性器出血は閉経前後の時期にエストロゲン消退によって起こる機能性子宮出血で、通常更年期の月経不順によって起こる。一方、尿路感染では尿路からの出血をきたすことがあるが性器出血はきたさない。しかし、尿路感染の原因菌により腟炎を合併している場合は性器出血を伴うことがある。

健康日本21(第二次)で具体的な摂取量に関する目標が設定されているのは、塩分、野菜、果物である。

原始反射は新生児期に固有にみられ発達とともに消失していく反射である。7ヵ月乳児の発達評価には有用でない。

姿勢反射は基本的に中脳レベルの反射で5~6ヵ月から出現し7ヵ月乳児の発達評価に有用である。

血腫は感染の原因になるので、止血は入念に行う。

ポビドンヨードは強力な消毒薬だが細胞障害性があり、治癒が遷延する。

垂直マットレス縫合では死腔を予防できる。

臍帯はWharton膠質からなり、臍帯の表面は羊膜で覆われている。

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喉頭肉芽腫の発生部位は声帯突起に多く、気道は保たれる。それゆえ呼吸困難はきたさない。

急性声門下喉頭炎は声門下が全周性に腫脹するので、気道狭窄を起こし呼吸困難をきたす。また、上気道閉塞による吸気性喘鳴を聴取する。

オピオイドの投与開始から制吐薬を併用する。鎮痛薬の副作用へは、一次予防的または早期から対応することが好ましい。便秘、悪心等への副作用には、鎮痛薬の継続や変更を行いつつ、緩下薬等を用いて対応する。

せん妄は幻視を中心とした幻覚や精神運動興奮がしばしばみられる。一方で統合失調症は幻覚を認めるが、幻聴や体感幻覚が主であり、幻視はまれである。

apnea→無呼吸

anorexia→食思不振

舌の疼痛を有する、苛性カリ〈KOH〉直接鏡検法で菌糸が多数認められる疾患は舌カンジダ症である。

炎症性乳癌の場合、乳房皮膚の熱感や発赤を認めることがあるが、乳頭部に限局することはない。乳癌が大胸筋に浸潤している場合、可動性が低下することがある。

加齢とともに体重当たりの水分量が減少し、それに伴い細胞内液量も減少する。1日当たりのクレアチニン産生量は筋肉量に依存するため、加齢とともに低下する。しかし加齢により動脈硬化は進むので、末梢血管抵抗がは増加する。

全身けいれんで使用されるベンゾジアゼピン系やフェニトインは、血管外に漏れ出せば壊死を起こすことがあるため、翼状針は使用せず留置針を使用する。

食思不振(拒食症)のボディイメージは妄想ではなく認知の障害である。

てんかんでは発作後に幻覚妄想状態が生じることがあるが、数時間から数日の経過で消退することがほとんどである(発作後精神病)。また、慢性に経過した後に発作間欠期に幻覚妄想状態が生じることがある。

黄疸では徐脈がみられる。

アルブミン血症による血漿膠質浸透圧の低下は浮腫の主因である。

書いているうちに字が小さくなるのはParkinson病の症状の一つである(小字症)。

関節リウマチでは午前中に手指の痛み、こわばりによる握力の低下を訴えることが多い。

チアノーゼの診察は通常毛細血管を観察しやすい口唇や爪床で行う。

迷走神経緊張の状態では、徐脈を認める可能性が高い。

十二指腸潰瘍の穿孔ではfree airと腹膜炎により肝濁音界は消失する。

在宅酸素療法(HOT)適応基準(慢性的な呼吸機能低下病態に適応となる)
1.空気呼吸下でのPaO2が55Torr以下のとき
2.肺性心を伴い,PaO2が60Torr以下のとき
3.夜間睡眠時でのPaO2が55Torr以下のとき

鼻汁中にはグルコースが含まれておらず、髄液中のグルコースは50~75mg/dLであることから、後鼻漏をテステープなどでチェックすることにより、髄液漏は容易に診断できる。

成年後見人は、認知症精神障害などの理由で判断能力が不十分な人を保護し、支援をする役割を有する。家庭裁判所によって選ばれる。この患者は認知症の可能性は低く、成年後見人による支援の必要はない。

頭部単純CTで、塞栓子の特定は困難である。

甲状腺ペルオキシダーゼ〈TPO〉抗体の陽性率は、Basedow病、橋本病およびそれを基盤に発症する無痛性甲状腺炎いずれにおいても80%前後であるため、これらの鑑別診断に有用とはいえない。

筋性防御と反跳痛が限局性であるとき、限局性腹膜炎の合併が示唆される。まずは抗菌薬にて保存的加療を行うのが原則である。開腹手術の適応は穿孔などの合併症がある場合や憩室炎を繰り返す場合である。

niveauを認める単純性イレウスでは波動はみられにくいが、排ガスの停止により鼓腸をきたし、蓄積した腸管内ガスが鼓音を呈する。

自然気胸では深呼吸をするとさらに息が苦しくなる感じがする。

小児の白色下痢→ロタ

上部消化管内視鏡検査施行前には消化管の運動を抑える目的で抗コリン薬を筋肉注射で投与することが一般的である。

梅毒の治療効果としては梅毒の疾患活動性を反映するRPR定量検査を用いる。治療後6ヵ月でRPR定量検査が1/4以下に低下することが治療効果判定の基準である。

片方の外耳道に冷水を注入するのはカロリック検査で、水平外側半規管の機能検査である。

BPPVでは、頭位により特徴的な眼振が発現するので、Frenzel眼鏡または赤外線CCDカメラを装着して頭位・頭位変換眼振検査を行う必要がある。通常は患者を開眼させ、頸部は仰臥位(水平)と後屈させて行う。

指先を注視させて行うのは注視眼振検査である。

脳血管障害の予防に最も重要なのは血圧管理である。糖尿病も重要なリスクファクターであるが、脳血管障害への寄与は虚血性心疾患ほどではない。

「反映」とは医師が患者の中に見出した感情をそのまま患者に表現するテクニックをいう。これは医師の患者の感情への理解を示すと共に、患者の感情をうまく表出させる効果がある。

「支持」とは患者自身が正しいかどうか自信がもてないような気持ちや行動について、医師が妥当なものであると認め、受け入れることを言葉で伝えるテクニックをいう。患者の感情を落ち着かせ、孤独感を和らげる。

「尊重」と呼ばれるテクニックは、医師が患者の感情や行動に敬意を表することを指す。

「繰返し」とよばれる問診テクニックは、患者が話した内容を医師が繰り返すことにより、内容を確認し、さらに会話を促す効果がある。

「支援」と呼ばれるテクニックでは、医師が患者のパートナーとして協力していく旨を伝えることを指す。患者がより能動的な役割を果たすようになり、行動様式の変化(禁煙など)の動機付けに役立つ。

至適血圧:収縮期血圧<120mmHg、かつ拡張期血圧<80mmHg

正常血圧:収縮期血圧<130mmHg、かつ拡張期血圧<85mmHg

正常高値血圧:収縮期血圧<130~139mmHg、または拡張期血圧<85~89mmHg

高血圧:重症度によりⅠ~Ⅲ度まであるが、診察室血圧として収縮期血圧>140mmHgまたは拡張期血圧>90mmHg

前立腺癌の特異度が高い検査は、針生検である。

L3以下の損傷では脊髄損傷は起こらず、病的反射は出現しない。

脊髄レベルに原因があれば錐体路障害が出現する。

ペニシリンアレルギーをもつ場合、A群溶連菌咽頭炎に対してマクロライド系が代用薬として用いられることがある。

小児に対して、ニューキノロン系は安全性が確認されておらず、テトラサイクリン系は歯牙黄染や骨発育異常などの副作用を有するため、どちらも禁忌である。

心タンポナーデ症例に対して、ニトログリセリンは右房圧を低下させ、血圧を著明に低下させるため、禁忌である。サクシニルコリンのような筋弛緩薬も呼吸が止まってしまうため禁忌である。モルヒネの鎮痛、鎮静効果により痛みや呼吸困難を緩和し、同時に肺静脈拡張作用により肺うっ血を改善させる。疼痛を伴う疾患のみならず心不全においても症状緩和に用いられる。

過敏性肺炎はツ反陰性化する疾患である。

肺炎では吸気終末の断続性副雑音を聴取する。断続性副雑音には捻髪音と水泡音がある。肺炎では水泡音が吸気初期から呼気初期にかけて聴取される音である。

鼠径ヘルニアの診察は立位で行う。症状から疑う場合、ほとんどの場合は身体診察のみで手術の適応を決める。

アカシジア抗精神病薬の投与後早期に起こる副作用で、患者はムズムズする不快感から椅子にじっと座ることができないため、静座不能症ともいう。抗パーキンソン病薬の投与が有効である。

ABI=足関節収縮期血圧/左右のうち高い方の上腕収縮期血圧と定義される。0.9以下では主幹動脈の狭窄や閉塞、1.4より高値では動脈の高度石灰化の存在が疑われる。

起坐位は呼吸不全に有利な体位である。

エピネフリン投与は喘息発作抑制に有効である。喘息発作は感染を引き金としても起こる。

温熱療法(ハイパーサーミア療法)は、放射線治療抗癌剤療法によって抑制が困難な巨大腫瘍や、治療抵抗性の癌に対する補助的な療法であり、併用療法として行われる。局在した腫瘍が適応となる。

骨転移による局在した痛みに対しては放射線療法が第一選択となる。70~90%で除痛効果が得られる。

脊椎転移による脊髄圧迫症状には椎弓根切除術が適応となることがある。

腰部交感神経節ブロックは下肢の動脈閉塞などに対する痛み治療として行われる。

離乳食後期(月齢9~11ヵ月頃)では、離乳食中期より固めの離乳食を与え、生えてきた歯や歯茎を使って自分で潰し、舌の上に乗せて飲み込むという咀嚼、嚥下機能を成熟させる。

Todd麻痺とはけいれんを起こした手や足にけいれん後も一過性の麻痺が残ることである。片方の上肢からはじまる全身けいれんは、対側半球大脳皮質に焦点を有する部分発作が全般化したものである。

リンパ節腫脹の可動性がない場合、最も多いのは癌の転移である。悪性リンパ腫伝染性単核球症とも可動性はある。

悪性リンパ腫のリンパ節腫脹は通常無痛性であるのに対し、伝染性単核球症では圧痛がある。成人Still病でも軽度の圧痛が起こることが多い。

陥没呼吸は努力呼吸で生じる。著明な肺うっ血や呼吸数が多いとき、陥没呼吸を伴っていると考えられる。

閉経になると血中総コレステロールは上昇、HDLコレステロールは低下するため、脂質異常症のリスクが増大する。

呼吸器系悪性腫瘍の原発巣を探すには、PETではなく造影CTである。

腋窩に放散する収縮期心雑音は、僧帽弁閉鎖不全症の逆流性収縮期雑音に特徴的である。

片麻痺の回復経過の評価方法としては、筋力の回復が最も評価しやすく、ADL獲得などの予測に結び付けやすい。

子宮外妊娠は卵管膨大部に多いが、これの原因としてはクラミジア卵管炎による卵管閉塞・狭窄がほとんどである。

腰痛症の患者を診察する場合、常に腰椎椎間板ヘルニアを念頭に置くべきである。

dyspnea→呼吸苦

shortness of breath→息切れ

orthopnea→起坐呼吸

二次溺水とは溺水したときにThird spaceに吸収された水が12〜24時間後に血管内に入り肺水腫となることである。

2007年の『医療法』改正に伴い創設された医療情報ネット(医療機能情報提供制度)によって、都道府県のウェブサイトから医療機関を検索できるようになった。

infarction→梗塞

spinal canal stenosis→脊柱管狭窄症

cerebral arteriovenous malformation→脳動静脈奇形

dizziness→浮動性めまい

syncope→失神

seizure→てんかん発作

chorea→舞踏運動

Parkinson病にみられる症状は、無(akinesia)、筋強剛(rigidity)、静止時振戦(resting tremor)、加速歩行(festinating gait)、突進現象(pulsion)である。

coffee been sign→S状結腸軸捻転

腹部全体の透過性低下→腹腔内の液体貯留による透過性低下→腹部診察で波動を触れる

niveau→イレウス

peritoneal irritation→腹膜刺激症状

僧帽弁領域は左側臥位、前傾姿勢は大動脈弁領域である。前傾姿勢であれば、大動脈弁が体表に近づくため、前傾座位で大動脈弁逆流音(心基部拡張期雑音)が明瞭になる。

意識障害+眼球運動障害+運動失調=Wernicke脳症

輪状甲状間膜切開は甲状軟骨下縁と輪状軟骨上縁の間を切開する。

口腔粘膜に病変がある皮膚科疾患といえば、水痘、扁平苔癬、尋常性天疱瘡である。

amputation→切断

graft→移植

incision→切開

ligation→結紮

resection→切除

臓器の移植に関する法律による脳死判定の対象となるのは窒息による脳障害である。原疾患が不明な症例や急性薬物中毒、直腸温32℃未満(ただし6歳未満は35℃未満)、代謝・内分泌障害は除外される。

子宮体癌のリスクファクターには卵巣機能異常(無排卵周期症,PCOS)などが含まれる。

医師の届け出義務の根拠法令について、異状死体→医師法、食中毒患者→食品衛生法、被虐待児童→児童虐待防止法麻薬中毒患者→麻薬及び向精神薬取締法、医薬品による副作用→医薬品医療機器等法である。

脊髄病変の高位診断で髄節障害を判定する指標として、腱反射が重要である。深部感覚は脊髄後索の障害で低下するが、多発性ニューロパチーなど末梢神経障害でも低下するため、脊髄病変の高位診断において腱反射よりも有用な検査であるとはいえない。

足底反射とはBabinski徴候のことである。

早期から発達が一番進むのが神経系である。

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眼底鏡検査ではまず視神経乳頭を探し、その後に血管、網膜、黄斑部の確認を行う。

肋間神経痛は指で指し示すことができる限局的な痛みである。圧痛も伴う。

大動脈解離は急激に発症することから、痛みも急激に増強する。徐々にという表現は間違っている。

最も菌血症を示唆する徴候は悪寒戦慄である。中心静脈カテーテルを抜去してぶるぶる震え始めたおばあちゃんは危ない。

経腟超音波断層法は子宮頸管妊娠の早期診断法として優れている。

喀痰採取では常在菌の混入を防ぐため、歯磨きかうがいをしてから採取する。検体は直ちに検査室に運び、37℃前後に保つことが必要である。

気管支鏡検査中のモニタリングで最も重要なものはSpO2である。90%以上となるように注意する。

「業務独占」では無資格者がその業務を行うことを禁止し、「名称独占」では無資格者が資格の名称または紛らわしい名称を使用することを禁止する。

心筋梗塞:201Tlや99mTcを用いて心筋血流シンチグラフィを行う。

転移性骨腫瘍:99mTcなどを用いて骨シンチグラフィを行う。

Alzheimer型認知症:123Iや99mTcを用いてSPECTを行う。

褐色細胞腫:131I-MIBGシンチなどを行う。

心房細動は絶対性不整を呈する。心室充満が十分でない時に心房からの興奮が心室に伝わると、1回拍出量が極端に少なくなってしまい、脈拍として触知できなくなる。よって心拍数と脈拍数が一致しにくい。一方で、完全房室ブロックや4:1伝導の心房粗動は一致しやすい。

音声の酷使は声帯ポリープなどの原因となるが、声帯の麻痺を起こすことはない。ガキ大将と幼稚園の先生に多いのは声帯ポリープである。

心静止と無脈性電気活動に除細動の適応はない。適応があるのは心室細動と無脈性心室頻拍である。心電図モニターを装着したときasystole(心電図フラット,心静止)であったら、まずflat line protocol(電極の確認、感度を上げる、誘導を替えてみる)を行う。

痛風の急性発作の際、発作を抑えるためにNSAIDs、ステロイドなどの抗炎症薬を用いるが、これらの使用は発作極期に限られる。間欠期や慢性期には通常用いない。尿を重炭酸Naの内服などでアルカリ傾向にした方が尿酸は析出しにくく、尿pHは6〜7に調節する。コルヒチンの副作用として下痢がある。プロベネシドは腎での尿酸排泄を促進させる薬剤である。しかし腎障害(GFR<30mL/分)時にはプロベネシドは投与すべきでない。

正常尿は通常弱酸性のことが多い。尿沈渣の赤血球数あるいは白血球数は、通常400倍の強拡大で算定する。尿酸塩結晶は、通常アルカリを加えると溶ける。

処方箋とは患者またはその看護に当たっている者に対して交付される。『医師法』により処方箋の交付義務が医師に定められているが、交付しなくてよい場合が多く認められている。薬剤師は医師の処方箋によらなければ調剤してはならない。

処方箋を交付しなくてよい場合
①患者等が不要の申し出をした場合
②暗示的効果を期待する場合
③患者に不安を与える場合
④病状の短時間の変化に即応して投薬する場合
⑤診断または治療方法が未定の場合
⑥応急の処置として投薬する場合
⑦安静を要する患者以外に薬剤の交付を受ける者がいない場合
覚醒剤を投与する場合
⑨薬剤師のいない船舶内で投薬する場合

epigastralgia→心窩部痛

nausea→吐き気

クリニカルパスとは、医療の質を確保しつつ効率的に提供するため、多職種の連携により提供される医療をスケジュール表の形にまとめたものである。

急性冠症候群の症状は胸痛が典型的であるが、自覚症状は極めて多彩である。しばしば悪心・嘔吐を伴い、消化器疾患と考えられてしまうこともある。

dialysis→透析

anesthesia→麻酔

針筋電図は筋原性変化(筋疾患)、または神経原性変化(下位運動ニューロンか末梢神経運動枝の疾患)を検出できる。筋萎縮性側索硬化症では下位運動ニューロンが障害されるので神経原性変化を示す。逆に感覚神経伝導検査は末梢神経感覚枝の障害を検出できる。糖尿病ニューロパチーなどの診断に有効であるが、運動系の異常を知ることはできない。

抗菌薬によるアナフィラキシーショックでは最初に原因(アレルゲン)物質の点滴中止は必須である。

診療録の保存期間は5年間である。

筋性斜頸は分娩時の外傷などにより片側の胸鎖乳突筋に腫瘤が生じ、筋肉の緊張と短縮をきたす。これにより頸部が常に傾斜しており、胸鎖乳突筋の切離が必要となる場合がある。

Duchenne型進行性筋ジストロフィーは3~6歳で発症、筋強直性ジストロフィーは15〜40歳で発症が多い。

マタニティ・ブルーズは一過性の軽い抑うつ状態であり、症状は軽度で治療は必要とせず通常2週間ほどで消失する。一方、産褥精神障害には強い抑うつ症状を呈する産後うつ病や、幻覚・幻聴・妄想など統合失調症に似た症状を呈する非定型精神病様状態などがあり、精神科による治療が必要となる。

赤沈(赤血球沈降速度)が亢進する原因は、赤血球の減少、アルブミンの減少とγ-グロブリンフィブリノゲンの増加が挙げられ、結核などの感染症、リウマチ・膠原病などの慢性炎症、貧血、悪性腫瘍などがあげられる。妊娠中は著明にフィブリノゲンが増加し、赤沈が亢進する。

異型リンパ球増多を伴う白血球増多では伝染性単核症を考える。

イチゴ舌は川崎病溶連菌感染症で認めることが多い。

手術室で創を縫合した状態が最も清潔であり、必ずしも毎日ガーゼを交換する必要はない。

抜糸の時期は遅らせることなく、適切な時期に抜糸を行う必要がある。

針で刺すような痛みが胸部にみられる場合、狭心症よりは心膜炎、胸膜炎、もしくは肋間神経痛や肋軟骨炎の方が考えられる。

男性は□、女性は○で表記する。

乳児嘔吐下痢症による脱水に対する初期輸液としては、乳酸が含まれていない生理食塩水では脱水に伴う代謝アシドーシスを補正できないため、乳酸を含む1号液を用いる。乳酸は肝臓で代謝されるとHCO3−を生成するため脱水に伴う代謝性アシドーシスの補正に有用である。

新生児の収縮期血圧は70mmHg前後が正常である。

サルコイドーシスには結節性紅斑が代表的である。

ばち指は基本的に肺炎、喘息などでは出現せず、また、慢性閉塞性肺疾患ではまれである。

白内障手術後の点眼抗菌薬は術後1ヵ月程度必要であるが、内服は感染を疑う場合を除くと数日間で十分である。

介護老人福祉施設は『介護保険法』に規定がある施設であり、介護老人保健施設は『介護保険法』に規定がある施設である。

【2年間】X線写真、看護記録、手術記録

【3年間】処方箋

【5年間】診療録

【20年間】血液製剤の記録

吸気時に肝臓が尾側に移動するため、触知しやすい。吸気時に肺が膨らみ、肝臓が押し下げられる。双手診で肝背面を持ち上げるのは、肝を触知しやすくするためである。背面の評価のためではない。

マイコプラズマにはPPLO培地が必要である。

頭痛患者に対しての身体診察は、副鼻腔炎の場合、前額部や頰骨の打診で疼痛がみられるので有効である。

健常者の場合、半座位になると外頸静脈は虚脱するため、観察できなくなる。半座位での頸静脈の怒張は、体静脈系のうっ血による所見である。

尿道損傷では直腸診にて前立腺高浮動を呈する。

黄色ブドウ球菌による食中毒はエンテロトキシンが原因なので、100℃×30分でも失活しない。

フグ毒のテトロドトキシンは熱や乾燥にも強い。

腸炎ビブリオは感染型のグラム陰性桿菌である。魚介類の生食が原因となり、発症は夏期(7〜9月)に多い。

気管支呼吸音とは、内径3mm以上の軟骨を有する気管・気管支内の空気の振動によって起こる。通常1,000Hz以上の高くかつ大きい音である。健常者では多孔性の肺組織に吸収されて側胸部では通常聴取されない。しかし、胸壁との間に病変が生じたり、胸壁に近い細気管支に病変がみられる場合には、胸壁の伝達がよくなり聴取可能となる。

出生時の頭囲の基準値は33cm、1歳の頭囲の基準値は45cmである。

内痔核は歯状線より口側の直腸静脈叢より発生する。治療は結紮切除術が基本であり、痔核核出術ではない。

第1号被保険者(65歳以上の者)は約3,500万人である(2017年度末)。第2号被保険者(40歳以上65歳未満の医療保険加入者)は約4,200万人(2017年度内の月平均値)であり、第2号被保険者の数が多い。

感染症法』は社会防衛的な観点から、結核患者の医療費の公費負担について規定している。

代表的なフローボリューム曲線。COPDのグラフは下に凸である。

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コデインは弱オピオイドモルヒネフェンタニルオキシコドンは強オピオイド

腹腔穿刺は半坐位で腹腔下方に腹水を集めて穿刺する。

輸血後移植片対宿主病〈GVHD〉は移植(輸血)後1〜3週間に発熱や紅斑、下痢、肝機能障害、汎血球減少症を伴って発症する。

輸血関連急性肺障害(TRALI)や異型輸血による溶血、エンドトキシンショックやアナフィラキシーショックは輸血後1時間後程度で起こりうる。

精神的ストレスに伴う迷走神経反射に対しては、深呼吸で落ち着かせるより直ちに仰臥位をとるべきである。仰臥位にすることで脳血流を維持することは、失神とそれに伴う転倒外傷などの防止からも大事である。

rhonchusは慢性気管支炎のときに聴取しうる連続性ラ音である。

尋常性乾癬は、関節リウマチと同様にTh17カスケードが関与する疾患である。乾癬のサブタイプの一つである関節症性乾癬は乾癬患者の約5%を占める。

遠位尿細管障害の程度を調べるのがFishberg尿濃縮能試験である。

下腿で血圧を測定する際には後脛骨動脈を用いて触診法で、大腿で血圧を測定する際には膝窩動脈の走行を確認して聴診法で測定する。

下腿の脈拍は足背動脈または後脛骨動脈を左右同時に触診して測定し,脈拍喪失や左右差がないか確認する.

下腿で血圧を測定する際には、上腕用のマンシェットを用いて良い。膝窩動脈で測定する場合は大腿用マンシェットを用いる。

胎児心拍が確認される流産は切迫流産である。

腸重積症は生後4ヵ月~2歳の男児が好発であり、嘔吐と間欠的不機嫌、粘血便、腹部腫瘤と同部位のエコーにてターゲットサインで確定診断となる。身体所見として、腹部腫瘤の口側が空虚で何も触れない(Dance徴候)や注腸造影検査も診断に有用である。発症後24時間以内の場合、高圧浣腸により整復できる可能性が高い。浣腸整復が不成功の場合や時間経過が長く、高圧浣腸にて腸管穿孔の可能性が高い場合には外科的治療であるHutchinson手技が選択される。

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意識状態が少しでも悪い場合,経口投与は誤嚥の可能性がある。

熱中症に対してまず行うのはBody coolingである。臓器障害を防ぐためにまずは体を冷却する。高体温の時間が長いほど予後が悪化する。Oral water intakeは禁忌である。現在意識障害があり、今後さらなる悪化やそれに伴う嘔吐・誤嚥・窒息のリスクもあるので禁忌である。

稽留熱:日内変動が1℃以内の高熱(通常38℃以上)が持続する熱型

弛張熱:日内変動が1℃以上で、37℃以下まで下がらない熱型

間欠熱:日内変動が1℃以上で、37℃以下になる時期を有する熱型

波状熱・再発熱:有熱期と無熱期が不規則に繰り返される熱型

周期熱:有熱期と無熱期が2,3日の周期で規則的に繰り返し出現する熱型

急性硬膜下血腫は三日月状の高吸収域の出血性病変が認められる。

入院診療計画書は「行わなければ診療報酬を減らす」未実施減算という形式で保険点数が引かれていくため、診療報酬に影響する。他にも院内感染防止対策や褥瘡対策がこの未実施減算項目に入る。

insomnia→不眠症

chickenpox、varicella→水痘

belly→腹

backbone→背骨

cranium→頭蓋

胃食道逆流症は胃の内容物が食道へ逆流するもので、食道裂孔ヘルニアや重症心身障害児、食道閉鎖症、先天性横隔膜ヘルニアの手術後などに合併する。

こむら返り=腓腹筋けいれん

たむし=白癬

羽ばたき振戦は肘を伸ばした両腕を肩の高さまで挙上し、指を広げて手関節を背屈させた姿勢(警官などが交通整理で車を止めるジェスチャー)で誘発される。

「子宮が軟らかい」→子宮復古不全→子宮収縮を促進するために子宮収縮薬の投与を行う。

妊娠6週であれば胎芽が認められないとしても矛盾しない。

糖尿病や慢性腎臓病がなく正常血圧の場合、塩分制限6gの必要性は低い。

vital capacity:肺活量

forced vital capacity:努力肺活量

residual lung volume:残気量

tidal volume:一回換気量

inspiratory reserve volume:予備吸気量

健康日本21(第二次)の最終目標は健康寿命の延伸と健康格差の縮小である。

聴診器の膜型による聴診は、そのヘッドを皮膚に強めに押しつけて聴診するのがよい。軽く押し当てただけでは摩擦音が入りやすくなるからである。高音(高周波)成分の聴診に適しており、呼吸音などの聴診に適する。一方ベル型は低音(低周波)成分の聴診に適しており、MSのランブル音、Ⅲ、Ⅳ音の聴診に適する。膜の締めつけがゆるむと摩擦性雑音が入る。コロトコフ音は低調な音のため原則ベル型で行うが、膜型でもよい。聴診器の管は短い方が音の伝達にはよい。

■保存方法
冷蔵保存…常在菌が存在する検体(尿・便・喀痰)
孵卵器(37℃)または常温保存…通常無菌な検体(血液、髄液)
冷凍保存可…PT、アルブミン

■保存方法によって値が変化する検査
K、LDHアンモニア:室温放置で上昇する。
ブドウ糖:室温放置で減少する。
赤沈:凍結によって遅延する。
赤血球数:凍結によって破壊する。
嫌気性菌:通常の凍結方法では死滅する。

糖尿病はdiabetes mellitus、DMと略され、尿崩症はdiabetes insipidus、DIと略される。

マイコプラズマ感染症は学童に多く乳児ではまれである。

呼吸不全症状(陥没呼吸や低酸素血症)を示す乳児の呼吸器感染症の鑑別で、RSウイルス感染による細気管支炎では呼気性喘鳴を呈するのに対し、種々のウイルス感染によるクループ症候群では吸気性喘鳴を呈する。

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ア:クレンメ(チューブを圧迫して流量をコントロールする)
イ:三方活栓(薬液バッグの薬液以外に追加で側管から注入するための部品)
ウ:点滴筒(点滴速度を確認したり、ルート内の空気が入るのを防いだりする)
上から順にウ→ア→イである。三方活栓はより体に近い位置に設置し、側管からの薬液注入がなるべく早く静脈内に入るようにする。点滴筒より下にクレンメを設置し、クレンメの操作で点滴筒内の液面内に滴下するスピードをコントロールし、流量を調節する。

顔面と上肢の浮腫は上大静脈症候群の症状である。一方Pancoast症候群ではHorner症候群をきたす。

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順に①鼻鏡②間接喉頭鏡③耳鏡④長鼻鏡⑤舌圧子である。②は声帯の観察に用いる。

急性上顎洞炎で膿性鼻漏が流出する部位は中鼻道である。副鼻腔に炎症と膿の貯留が生じると、その副鼻腔が開口する部位(排泄路)に膿汁が流出する。下図は前鼻鏡検査でみられる鼻腔の模式図で、a:嗅裂、b:中鼻甲介、c:中鼻道(前頭洞、前部篩骨洞、上顎洞が開口する)、d:下鼻道(鼻涙管が開口する)e:総鼻道である。後部篩骨洞は上鼻道に、蝶形骨洞は上鼻道後方の蝶篩陥凹に開口する。副鼻腔炎は前部篩骨洞と上顎洞に最も多くみられ、これらがいずれも中鼻道に開口するため、中鼻道は鼻科診療で最も重要な観察点の一つである。

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Gram染色はクリスタル紫液→ルゴール液→アルコール→サフラニン液もしくはパイフェル液→グラム陽性菌は紫色、グラム陰性菌は赤色に染色される。

後縦靱帯骨化症はC4~6に、黄色靱帯骨化症はT10~12に好発する。

頸部血管の走行は下図のとおりである。

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小児のX線写真読影では、CTRが大きめであることと、胸腺が大きいため一見胸腺腫瘍のように見えることがあることに注意する。

左腎は腸腰筋の外側に接し、脾臓の内下方に位置する後腹膜臓器である。

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④は咽頭や各種体液の培養に用いる綿棒である。⑤は④と似ているが、滅菌されていないため培養検査に用いない。A群溶連菌やインフルエンザの迅速診断に用いる。

洞性徐脈は経過観察でよい。

急性原発閉塞隅角緑内障は相対的瞳孔ブロックが原因である。相対的瞳孔ブロックを解除するためにレーザー虹彩切開術を行う。レーザー虹彩切開術の合併症として、角膜内皮細胞の障害に伴う水疱性角膜症がある。血管新生緑内障でも続発閉塞隅角緑内障をきたし、充血、霧視、眼痛、頭痛、悪心を自覚することがある。その場合、一般的に虹彩ルベオーシスがみられる。血管新生緑内障の治療は汎網膜光凝固である。

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①鞍状鈎(別名 腹壁鈎):手術室で使用する腹壁展開用の鈎。半円状に曲がった鈎の内側に腹壁を引っ掛けて使用する。

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③子宮消息子(ゾンデ):子宮体部検査のときに使用する。頸管内に挿入して子宮腔長を測定すると同時に、屈曲方向と位置を探索する。

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④試験的切除鉗子:子宮腟部組織診時に使用する。コルポスコープ下狙い組織診時、遠位端の先端部が開閉し子宮腟部の組織を採取することができる。

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⑤マルチン単鈎鉗子:外来では使用する機会は少ない。むしろ手術室で頻用する器具だが産婦人科限定の使用器具。子宮腟部を挟んで固定安定させるとともに下方(足方)へ牽引し、屈曲を矯正して内腔をまっすぐに直す。

中心静脈圧≒右房圧を測定するには、患者を45°の半座位にし、胸骨角から右内頸静脈拍動のみられる最高点までの高さを測定する。

恥骨骨折、坐骨骨折、恥骨骨折とも、股関節を動かしても激痛はない。

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心停止患者の心電図が上図のとき、無脈性電気活動(PEA)なので電気ショックの適応はない。

産科医療補償制度は分娩関連の重度脳性麻痺を対象とした、国内初の無過失補償制度である。満5歳の誕生日までが補償申請の期限である。先天性や、新生児期の要因による脳性麻痺は対象とはならない。また、生後6ヵ月未満で死亡した場合も補償対象とはしていない。

腸炎ビブリオ食中毒は夏季の魚介類の生食により生じ、水様性下痢便ときに血性便をきたすが、粘血便はまれである。

赤痢アメーバ症ではいちごゼリー状便がみられる。

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これは便培養に用いる。採便量が少ないので嫌気ポーターを用いる場合もある。いずれの場合も関係ない菌が混入しないように注意する。中には二酸化炭素ガスが充満しており、便と空気を遮断する。

β2刺激薬は子宮収縮抑制薬、オキシトシンは子宮収縮薬である。

妊娠高血圧症候群は15歳未満、35歳以上、初産婦、極端なやせや肥満に発症が多い。しかし前置胎盤妊娠高血圧症候群との関連は少ない。

delirium→せん妄

disorientation→見当識障害

dissociation→(精神科領域の)解離(cf.大動脈解離はaortic dissection

妊娠高血圧症候群の軽症は、収縮期血圧が140mmHg以上160mmHg未満or拡張期血圧が90mmHg以上110mmHg未満である。

凍結切片での固定液にはホルマリンが使われるが、迅速診断ではホルマリン固定はしない。標本の乾燥は厳禁なので、生食ガーゼなどで包んで提出することが大切である。

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上図は、中殿筋(股関節の外転筋)を鍛えるヒップアップ体操の姿勢に似ている。

腸腰筋は股関節の屈筋である。

長内転筋は股関節の内転筋である。

大腿四頭筋は膝関節の伸筋である。

大腿二頭筋は膝関節の屈筋である。

気管分泌物は健常時では通常ほとんど認められない。20mL/日近くあれば異常である。

喀痰が1日量100mL以上を呈した場合には、肺の腺癌の亜型である肺胞上皮癌、および気管支拡張症、びまん性汎細気管炎の3疾患を考える。

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①ネックカラー(頸椎損傷が疑われる場合に用いられるが、高エネルギー外傷ではルーチンに装着されて搬送されることが多い。)②骨盤固定スリング(サムスリング)(骨盤骨折が疑われる場合に装着)③鎖骨固定バンド(クラビクルバンド)(鎖骨骨折で使用)④ヘッドイモビライザー(体幹をバックボードに固定する際、頭部の運動を制限する目的に使用)⑤バックボード(体幹を固定)

喫煙者に対しては、患者に禁煙するよう行動変容させるのが最も望ましい。

○「これから禁煙すれば肺癌になる可能性は減ります」

×「喫煙した人すべてが肺癌になるわけではないので安心してください」

横紋筋融解症は、激しい運動、外傷、著しい低K血症、薬剤などを原因として、高温環境下などで横紋筋が変性融解、圧迫挫滅し、筋細胞成分(ミオグロビン、CK)が血液中に異常に増加することにより種々の病態を呈する。

intubation→挿管

運動により消失する不整脈は良性である。

無害性(=自覚症状によるQOLの低下がなく心機能低下(心不全)の原因になっていない)心室期外収縮は経過観察でよい。

脳出血と出血に伴う急性水頭症では意識障害急速な進行が予想される。

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クリーム状の上清の下に黄色く濁った血清があるのはⅤ型高脂血症の所見であり、カイロミクロンとVLDLが増加する。急性膵炎が最も危険な合併症である。

老人性難聴は高音域から徐々に障害される。低音域は正常のことが多い。一方、低音障害型難聴はMénière病に認められる。

進行癌に超音波内視鏡検査を行う必要性は低い。隣接臓器への浸潤や遠隔転移の有無を確認して治療方針を立てるため、胸腹部CTを行う。

採血には作り置きのアルコール綿ではなく、患者ごとに使い捨てができる小包装のアルコール綿が使われる。アルコールが蒸発して濃度が低下して殺菌効果が低下していたり、アルコール綿の容器中で、アルコールに耐性をもった細菌が繁殖したりしていることがあるためである。手袋はもちろん必要である。

帯状疱疹は決して珍しい疾患ではないが、水疱が汎発化することはまれである。汎発化した場合には、基礎疾患として免疫不全状態や内臓悪性腫瘍の合併を考慮する必要がある。

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上図のような錐体路障害では足クローヌス(足底に手を当て、足関節を他動的に急に背屈させると、連続して自動的に背屈と底屈を繰り返す現象)がみられる。

くも膜下出血疑いで項部硬直を認めるとき、破裂脳動脈瘤を疑い、脳血管造影検査を行う。脳脊髄液培養検査を行うのは禁忌に近い。

舌癌でのリンパ節転移は舌のリンパ流が豊富なため、比較的早期にリンパ節転移を起こすものがあり、顎下部、下顎直下のリンパ節、胸鎖乳突筋下のリンパ節(深層)に多くみられる

喉頭癌や甲状腺癌の転移は前頸部が多い。

胃癌などのリンパ節転移は鎖骨上窩に多い。

Brugada症候群患者の意識障害の原因は心室不整脈である。

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上図はすり足で歩行する痙性歩行である。錐体路障害が考えられ、遺伝性痙性対麻痺である。脊髄側索(錐体路)に障害がある。痙性歩行とは錐体路障害により下肢が棒のように突っ張った歩きになる。一側錐体路障害の場合が、痙性片麻痺歩行で、脳梗塞などでみられるWernicke-Mann歩行(ぶん回し歩行)である。両側錐体路障害(脊髄腫瘍、脊髄損傷、多発性硬化症、遺伝性痙性対麻痺など)の場合は、痙性対麻痺で歩行時に膝関節の屈曲が少ない。足関節は内旋位をとり、つま先で地面をするように歩く。遺伝性痙性対麻痺(Hereditary spastic paraplegia;HSP)は、緩徐進行性の両下肢の痙縮を呈する遺伝性疾患である。原因遺伝子による遺伝子学的分類でSPG1〜72まで多数の病型が明らかになってきた。

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空洞性陰影から肺結核(粟粒結核)を疑う。

接触皮膚炎は遅延型(Ⅳ型)アレルギーである。

粘膜下の血管が透見可能となっている胃炎は萎縮性胃炎である。

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胸骨右縁第2肋間が大動脈弁の聴診領域、胸骨左縁第2肋間は肺動脈弁の聴診領域、心尖部は僧帽弁の聴診領域である。

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子宮底長と腹囲が妊娠28週より変化しておらず、胎児発育不全が疑われる。

34〜33℃→意識消失、33℃→不整脈出現、体温低下に伴い不整脈重症化、26℃→心室細動

24℃でアドレナリンを投与しても心拍再開は期待できない。

小球性貧血の初期検査として出血源の検索は必須である。

強迫性障害は自分では不合理と分かっていても湧きあがるいやな考え(強迫観念)と、それを和らげるための繰り返し行為(強迫行為)が特徴である。「自分の不注意で人に怪我をさせたり事故を起こすのではないか」というのは攻撃型と呼ばれ、「汚れているのではないか」という汚染型と並んで典型的な強迫観念である。攻撃型は「確認」、汚染型は「洗浄」という強迫行為をそれぞれ伴うことが多い。強迫性障害の患者は強迫観念や強迫行為をばかばかしいことだと分かっており、これを不合理性の洞察があるという。

トリグリセリド、血糖は食事の影響を強く受けることが知られていて、食前と食後で正常値も異なっている。

大村智先生は、オンコセルカ症、フィラリア症の治療薬イベルメクチンの開発への寄与によりノーベル生理学・医学賞を受賞した(2015年)。山中伸弥先生は、成熟した細胞をリプログラミングすることによって多能性が獲得されることの発見によりノーベル生理学・医学賞を受賞した(2012年)。

心音が減弱するのは吸気時である。肺が膨張するために起こる。同じく肝硬変では胸水貯留のために心音は減弱する。

経口避妊薬の副作用として血栓症はあるが、皮下出血はない。

ビタミンB1欠乏症(脚気)は神経障害や浮腫をきたす。浮腫をきたす薬剤として覚えておきたいのはステロイド、カルシウム拮抗薬、NSAIDsの3薬である。

amenorrhea→無月経

menopause→閉経

constipation→便秘

dyspnea→呼吸困難

apnea→無呼吸

Rovsing徴候とは、虫垂炎の際に、左下腹部を圧迫すると右下腹部の痛みが増強する徴候である。

NaClの分子量は58.4。

妊娠4週未満はall or noneで異常があれば奇形ではなく流産になる。妊娠4〜8週頃までは器官形成期。

側弯は立位検査や前屈検査で評価する。

痔核の診察は直腸診と同様、左側臥位で行う。

HIV感染症に合併する髄膜炎を引き起こす病原体としてはCryptococcus Neoformansが最多である。他には結核菌や梅毒トレポネーマがある。

Cerebrospinal Fluid Analysis→脳脊髄液検査

shingles→帯状疱疹

一次情報とは、ある事柄の状態について直接の証拠となる情報を指す。医療情報では、原著論文(著者のオリジナルの内容を記した論文)や報告書、学会抄録や図書などにあたる。二次情報とは、一次情報、もしくは二次情報を転載もしくは要約したものを指す。医療情報では、原著論文の内容をまとめた書籍やサイト、人からの伝聞などを指す。一般的に参考文献とはしない。

血清総コレステロールは220mg/dL以上から異常高値であるが、一般的に無症状であり、パニック値とはならない。

特定生物由来製品には輸血用血液製剤や血液凝固因子、ヒト血清アルブミン、ヒト免疫グロブリン、ヒト胎盤抽出物などがあり、感染の危険を常に念頭に置く必要がある。感染症の発症までに長い時間経過がある場合もあるので、長期間(20年間)の記録保管が求められている。

処方箋には患者の住所の記載が必要である。

麻薬施用者とは疾病の治療の目的で治療上麻薬を施用できる者(医師、歯科医師、獣医師)で都道府県知事の免許が必要である。

受療行動とは、本質的には「その病院」を受診するきっかけとなった状況の全てを指す。具体的には、来院の目的、病院を選んだ理由などが含まれる。

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局所麻酔薬は皮下に注射するので23〜24Gが適当である。18Gは輸血や大量輸注の際に使用する。

マラリアの三徴は熱発作、貧血、脾腫である。

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高血圧性眼底(Scheie分類)において、動静脈交叉現象は動脈硬化を示す現象である。

Crohn病は吸収不良を伴う。

Ⅲ音は拡張期の始まりに心室が急速に充満されるときに聴こえる音である。流入する血液の衝撃を心臓がしなやかに拡張して受け止められないときに聞こえる。振動で出る音であり、低調。聴診の際はベル型を使用する。静脈還流量が増える(房室間の血流が増える)ときにⅢ音は強くなるため、臥位で増強する。僧帽弁から入ってくる血流が心室にあたる音であり、僧帽弁の先にある心尖部領域で聴取しやすい。

一般に検体を長時間室温で保存すると、雑菌が起因菌以上に増殖してしまう。これを防ぐために冷蔵保存する必要がある。しかし、髄膜炎菌や淋菌など、一部の起因菌は冷蔵保存で死滅し検出困難となってしまう。髄膜炎の起因菌の一つである髄膜炎菌は低温に弱いため、髄液は冷蔵せず室温保存する。

腎臓の触診は膝屈曲位で行う。膝屈曲は腹壁の緊張を取る目的で行う。

腎臓は吸気終末時に触知しやすい。肝、脾、腎、胆囊など、腹部臓器の多くは横隔膜が下がる吸気時に触れるのが原則である。腎生検の際も吸気時に息を止めることで腎臓を穿刺しやすくする。

禁煙治療の際に、行動療法のほかに薬物療法を選択する基準は、ニコチン依存度の強い症例が優先的な適応となる。食後の一服は、まだ心理的依存にとどまるが、覚醒時にすぐに吸わねばならない状態では、ニコチン依存度は高いといえる。禁煙に向けた意志や動機があれば、行動療法成功の可能性がある。

浮腫の多くは圧痕性浮腫(pitting edema)となる。甲状腺機能低下症、リンパ浮腫などは非圧痕性浮腫(non pitting edema)を生じる。

研究者はこの倫理指針に関する研修会を受講する義務がある。

constipation→便秘

incontinence→尿失禁

dysphagia→嚥下困難

肥満児の増加数はここ10年で横這いもしくは減少傾向である。女性の肥満の割合の増加は起こっていない。むしろ近年は若年女性のやせが問題となっている。

リノール酸は多価不飽和脂肪酸である。n-6系の不飽和脂肪酸はアセチルCoAから合成することができないため(必須脂肪酸)、経口摂取を行う必要がある。

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の治療は、安静と輸液が第一選択。その上で、高浸透圧利尿薬、ドパミンを投与。場合によっては抗凝固療法を併用する。

suppository→座薬(「ズポ」で直腸内投与を指す)

rectal→直腸内投与

記銘力とは新しい情報を覚え込む能力である。見当識とは異なる。

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出生証明書に血液型はいらない。

急性膀胱炎や子宮頸管炎では発熱はきたさない。

オピオイドの副作用で便秘は最もみられる。オピオイドと一緒に下剤を出す。

医学研究→ヘルシンキ、プライマリヘルスケア→アルマ・アタ、ヘルスプロモーション→オタワおよびバンコク

局所麻酔薬は感染部位に注射してはならない。炎症部位は酸性であり、酸性下では局所麻酔薬の効果は弱まるためである。ある量以上投与すると全身麻酔作用を呈する。アレルギーの副作用はアミド型に比べ、エステル型の局所麻酔薬の方が多い。

医師の指示により、看護師が静脈路を確保してよい。処方箋の交付は医師の義務であり、薬剤師は処方できない。

乳児で緑色の便は異常ではなく、ごく普通にみられる。

新生児メレナ(真性メレナ)とは、生後2~7日の新生児が、コーヒー残渣様吐血やタール状下血をきたしたもので、ビタミンK欠乏性出血症、急性胃粘膜病変、壊死性腸炎血友病などにより生じる。一方、母体の血液もしくは血性羊水を嚥下し、消化管出血のようにみえるものを仮性メレナという。仮性メレナはApt試験陽性(母体血中のHbAが変性)である。

dizziness→一般的な「めまい」(非回転性めまいで、動揺するぐらぐらする感じ)

faintness→非回転性(気を失いそうな、ふわふわする感じ)

vertigo→回転性めまい

syncope→失神

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甲状腺両葉の上極は輪状軟骨上縁から5mm程度頭側、すなわち甲状軟骨上の尾側寄りに存在する。総頸動脈は甲状腺上極より頭側(甲状軟骨上縁付近)で内頸動脈と外頸動脈に分岐するため、分岐部付近に甲状腺組織は存在しない。甲状腺はBerry靱帯により気管軟骨に固着しているため、嚥下により甲状腺も頭側に移動する。

自己導尿は、定期的に導尿して尿を残さないようにすることで感染を予防できる。自己導尿は清潔に対する配慮が必要であるが無菌操作までは求められない。ただし、使い捨ての自己導尿カテーテルも市販されている。

時々薬を飲み忘れてしまう患者の服薬アドヒアランスの客観的評価法は、再受診時に飲み残した薬剤を持参してもらうことである。お薬手帳で他の医療機関の処方薬を確認することは直接関係ない。

甲状腺クリーゼでは、嘔吐中枢が過敏状態となっており、嘔吐がみられやすい。一方食道憩室では、嚥下困難や胸やけなどの訴えがあるが、無症状のことも多い。憩室が大きくなったり、炎症を生じた場合は嘔吐を伴うこともあるが、通常は認められない。

腰部脊柱管狭窄症における間欠性跛行は、休止時に前屈位または座位の姿勢をとると疼痛が軽減しやすいのが特徴である。血管性の間欠性跛行は、基本的に姿勢とは無関係である。

出生証明書の作成は、分娩に立ち会った者のうち、①医師、②助産師、③その他の者の順序で作成する。

ビタミンB1欠乏による脚気ニューロパチーでは、末梢神経障害(ニューロパチー)による失調性歩行(ふらつき)がみられる。脚気ニューロパチーはビタミンB1欠乏による末梢神経障害で、感覚と運動系の両方が障害される(感覚運動性ニューロパチー)。痛覚過敏(異常感覚)が出現することがある(burning foot)。

信頼区間とは、ある母集団から任意のサンプルを抽出し、その母集団における値の幅を推定した区間のことである。例えば、ある降圧薬による血圧の変動を検討した研究で、平均して−6mmHgの血圧変化がみられ、95%信頼区間が−13mmHg〜+2mmHgと示された場合、100回同じ研究を行ったとき95回の確率で血圧変化の平均結果が信頼区間(−13mmHg〜+2mmHg)の範囲に収まることを意味する。95%信頼区間の他に、90%信頼区間や99%信頼区間などがよく使われる。信頼区間は系統誤差(バイアス)の補正とは関係ない。ランダム誤差(偶然)の影響を示すものである。

胃瘻は周辺を常に清潔に保ち、自然乾燥をさせていれば、消毒やガーゼをあてる必要はなく入浴も通常通り可能である。湿潤にしておくと、瘻孔部に炎症や感染が起こる。衣服に引っ掛かる場合にガーゼを用いて固定することはある。胃瘻チューブを抜くと、瘻孔は通常1日で閉じる。自然抜去、あるいは患者が自己抜去した場合には再挿入処置を要する。

PTSDでは、無感覚、情動の鈍化、他人や周囲に対する無反応がみられ、外傷後数週〜数ヵ月を経た後に発症し、症状が一ヵ月以上持続する。強いストレスを経験した直後に発症したものは、急性ストレス反応という。

小児では成人に比し脾臓を触知しやすい。特に新生児・乳児期には触知しやすいが、3歳の幼児期に左肋骨弓下に3cm触知した場合には、病的な脾臓腫大(脾腫)と考えて他の身体所見に異常がないか、注意深く診察することが重要である。両側頸部や両側鼠径部にリンパ節を触知することは、病的とはいえない。鼠径部は頸部よりもさらにリンパ節を触知しやすく、表在リンパ節群が存在する部位である。

代表的な切迫早産治療薬である塩酸リトドリンは、β2刺激薬であり、子宮平滑筋を弛緩させることで子宮収縮を抑制する。硫酸マグネシウムはカルシウムイオンと拮抗して子宮平滑筋を弛緩させる。

bronchitis→気管支炎

tetanus→破傷風

tonsillitis→扁桃(腺)炎

measles、rubeola→麻疹

急性喉頭蓋炎では、喉頭蓋が高度腫脹をきたした場合、上気道が閉塞するため、緊急気管切開による気道確保が必要となる。

飛蚊症は硝子体の混濁により起こり、緑内障ではみられない。

白内障では霧視(かすみ)や羞明(まぶしさ)の症状がある。

太い針での動脈穿刺は出血や仮性動脈瘤のリスクが高くなる。22Gまたはもう少し細い穿刺針が一般的である。

ストーマ袋には下部開放型と閉鎖型の2種類がある。下部開放型は下部が開放式になっており、便が溜まる度にトイレで排出する必要がある。排泄物の量が多い人に適している。閉鎖型は便が溜まる度に、袋自体を交換する必要がある。固形便で排泄回数の少ない人に適している。回腸では便が消化酵素を多く有するので、回腸ストーマはびらん・潰瘍のような皮膚障害をきたしやすい。消化管ストーマの主な目的には、排泄物の収集とガス抜きがある。ガス抜きは音が出るため、患者に「ストーマ装具の上に手を置くと音の大きさが抑えられる」といったアドバイスを行うとよい。

尿量は1mL/kg/時である。

起坐呼吸は気管支喘息、うっ血性心不全双方によく認められる。気管支喘息の患者では、起坐呼吸をとると、呼吸の仕事量が軽減するため呼吸が容易になると考えられている。

肝疾患では胆汁酸のうっ滞によりしばしば皮膚瘙痒がみられる。特に原発性胆汁性胆管炎(PBC)は無黄疸期より瘙痒を呈することが多い。

長期の尿道カテーテル留置では膀胱炎は必発であるが、一般的には無症候である。尿道カテーテル留置中の抗菌薬の投与は、耐性菌の出現を助長する可能性があり、原則、投与しない。尿道カテーテル留置中、ときに発熱性、有症状の精巣上体炎、前立腺炎あるいは腎盂腎炎が発症するが、この場合は抗菌化学療法を行う。

正常体温で、心停止後回復不能な脳の損傷が起こる時間は、教科書によってばらつきがあるが、4分または3~5分が一般的である。

妊娠中の片頭痛予防薬として、特にβブロッカー薬が用いられる。

胸膜摩擦は握雪音と表現され、「きゅー、きゅー」という音が呼気吸気ともに聴取される。

下気道液体貯留をきたす気管支拡張症や肺水腫などでは、気道内の液体膜様物が呼吸に伴って破裂し、coarse cracklesを聴取する。

麻疹の皮疹は癒合して、色素沈着を残す。

労作性狭心症を疑う患者にまず行うのは血液検査である。血液検査でトロポニンTなどを測定することで、まずはより緊急性の高い急性心筋梗塞などを否定する必要がある。

過換気症候群では、酸素の値、HCO3−の値、BEの値は変化しない。BEが負の値であれば血液のpHが低いことを意味する。Pco2が呼吸性因子を表すのに対し、BEは代謝性の因子を表す。

CAGE=Cut down+Annoyed+Guilty+Eye-opener

医療保護入院はあくまでも精神科病棟における強制的な入院形態であり、外科病棟には適用されない。

2分割表による2つの属性の関連性の検定には、χ2検定が有効である。

母集団の分布が等しい場合、2組の平均値の差の検定にはt検定が有効である。

FASTは体腔内出血を検索することが目的だが、最近は気胸も検索するextended FAST(EFAST)が提唱されつつある。

melena→黒色便

dysmenorrhea→月経困難

menopause→閉経、更年期

menorrhagia→過多月経

(一般な日常会話で月経はperiodを使い、生理不順はirregular periodと表現される。)

薬剤の色調によって服薬継続の意欲が変化するとは考えにくい。

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START式変法トリアージである。

輸液は等張液・低張液・高張液に分かれる。生理食塩液やリンゲル液などの細胞外液、5%ブドウ糖液は等張液であり、3号液などの維持輸液は低張液であることが多い(ブドウ糖濃度が高い場合を除く)。ブドウ糖濃度が高い場合、等張液より高濃度のナトリウムが含まれている場合、アルブミン濃度が血漿中より高い場合は高張液となる。

夜間に増悪する咳、呼吸困難+呼気時にwheezesを聴取+胸部X線が正常=気管支喘息

過敏性肺炎は、真菌などの反復吸引によって感作が起きて発症するアレルギー疾患である。胸部X線写真ではすりガラス陰影や粒状影がみられ、通常fine cracklesを聴取する。

びまん性汎細気管支炎ではwheezesを呈することもあるが多くはcoarse cracklesを呈する。

フィブラートは腎排出性であり、高度腎機能低下例では使用しない。スタチンは耐糖能を軽度悪化させる。一方、陰イオン交換樹脂(レジン)やエゼチミブは腎機能低下でも使用でき、横紋筋融解症も単独では生じない。

血漿からフィブリノゲンを除いたものが血清である。

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行政解剖は死因不明の非犯罪死体の死因確定のために行われる。

肝炎活動性は肝細胞の壊死・炎症と相関する。したがって肝細胞の壊死・炎症により、肝のAST、ALT、LDなどの逸脱酵素が上昇した際、肝炎活動性が強いと判断する。逆に逸脱酵素が低値で安定化している際には、肝炎活動性は弱いと判断する。

頸動脈の触診は、脳虚血を防ぐために左右別々に行う。両側同時に行うのは禁忌である。また、狭窄の有無を確認するため、触診の前に必ず聴診を行う。

保健師の活躍の場は主に行政か産業保健などであり、その数も他の職種より多くはない。医師は327,210人だが、保健師は52,955人である。

肺塞栓症は過換気により二酸化炭素低下をきたす。一方、重症筋無力症クリーゼなどの神経筋疾患では肺胞低換気をきたすので二酸化炭素蓄積をきたす。

乳児の発熱では上部尿路感染症腎盂腎炎)の可能性が高く尿検査が必要である。

nasal discharge鼻汁

rhinorrhea→鼻漏

sputum→痰(一般的な日常英会話ではphlegmと表現される。喀痰は、日本の臨床現場では「スプータ」などといわれている。)

ラクツロースは腸内の水分を増やすことで便がやわらかくなったり、腸の蠕動運動を亢進させたりするため、むしろ便秘の治療薬としても用いられる。

三環系抗うつ薬ドパミン作動薬は便秘の原因となる。

前庭神経炎はめまい(前庭症状)のみが生じ、耳鳴、難聴(蝸牛症状)を伴わない疾患群を指す。

prone position→腹臥位(整形外科手術が多い)

supine position→背臥位、仰臥位(上部消化管手術の体位)

lateral position→側臥位(肺手術)

lithotomy position→砕石位(婦人科手術や下部消化管手術)

jackknife position→ジャックナイフ位(肛門手術)

ジュネーブ宣言は「ヒポクラテスの誓い」を現代化したものである。一方、リスボン宣言は患者の権利についての記載である。

神経原性障害では収縮時に高電位、長持続時間の波形がみられる。

通常針筋電図検査で、安静時には電位変化は記録されない。末梢神経障害による線維束性攣縮などでは、安静時にも活動電位が記録される。

convulsion→けいれん

arrhythmia→不整脈

anorexia→食思不振

anorexia nervosa→神経性食思不振症

bulimia nervosa→神経性過食症

橈側手根屈筋は主に正中神経(C6)により支配される。

災害現場での活動の中心は消防であり、バス事故などではよっぽどのことがない限り医療チームが現場で活動することはない。医療チームは安全が確保された救護所で救護活動を行うことになる。

創傷治癒を阻害するのは蛋白質・エネルギー低栄養状態である。よって肝硬変ではアルブミン合成が低下するので当然創傷治癒は遅延する。しかし脂質異常症は創傷治癒を阻害しない。逆に、コレステロールが少ないと創傷治癒は遅延する。

子宮内膜組織診は閉経後に少量でも出血がある場合、子宮体癌の確定診断に重要な検査である。得られた組織診は10%ホルマリン液に移す。子宮腔内に擦過用具を挿入し回転させる方法は細胞診である。組織診ではゾンデキューレットにて子宮腔内を掻爬する。

Sigmoid volvulus→S状結腸軸捻転症

Sigmoid diverticulitis→S状結腸憩室炎

憩室炎の典型的な経過は、鈍痛で始まり疼痛が増強していくというものである。

妊娠中の深部静脈血栓症の発症に最も注意すべき疾患は「DV恐ろしい(DV→DVT(深部静脈血栓症)、恐ろしい→妊娠悪阻)」と覚える。

縦隔リンパ節は体表から触れない。

emaciation→やせ

anemia→貧血

malaise→倦怠感

disorientation→見当識障害

動脈硬化が強いと脈波の伝導は速くなる。PWV(pulse wave velocity)とは、心拍動により生じた大動脈壁の振動(脈波)が動脈を伝播する速度のことである。動脈壁が硬化し、伸展性が低下しているとPWVは高値となる。

声音振盪は触診に含まれる。

濁音界の診断は打診で行う。心濁音界とは、心臓を打診した場合に胸壁に接した部分は濁音、肺野に接した部分は高音を呈することから、心臓の大まかな大きさを知る方法である。

老人性難聴は有毛細胞が障害され、両側性の高音優位の感音難聴をきたす。多くはラセン器の変性やラセン神経節細胞の萎縮・減少によるものと考えられている。

膀胱穿刺は仰臥位として下腹部正中線上、なるべく恥骨に近い部分(2-3横指)で穿刺をする。C.albicansが妊娠により発症しやすくなることは有名で、国家試験問題頻出事項である。腟内の自浄作用はエストロゲンの作用を反映したもの。エストロゲンは腟内の酸度を上げ(pHを下げ)清浄度を高める。腟内pHの低い状態が清浄度の高い状態である。しかし、カンジダは、逆に酸度の高い環境を好む。妊娠中は、持続的なエストロゲンの作用を受けて、腟内の酸度が上昇しており、カンジダ腟炎を発症しやすい。小児期や更年期以後の女性では腟内酸度が低下しており、比較的発症しにくい。

チアノーゼは還元ヘモグロビンが5g/dL以上で起こる。プールの後の唇が青いのが当てはまる。Fallot四徴症は右左シャントによる動脈血中の還元ヘモグロビン量が多い中心性チアノーゼであり、部位によりチアノーゼは変わらない。

HIV治療薬の選択の際には、アドヒアランスの維持(一日の内服回数が少ない、内服錠剤数が少ない)、薬物相互作用(リファンピシンやC型肝炎治療薬など)、B型肝炎の共感染に留意する必要がある。B型肝炎の感染合併例では、B型肝炎にも有効な抗レトロウイルス薬を2薬以上含む組み合わせを選択する。

インフォームドコンセントは自己決定権行使の前提となる。インフォームドコンセントという形で事前に情報を知らされた上で、合意をして初めて自分の望む医療行為が受けられる(望まない医療行為は受けなくていい)という点で、自己決定権を行使することになる。

厚生労働省令『医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令』をGCPという。医の倫理に関する「ヘルシンキ宣言」に基づいている。

infarction→梗塞

malformation→奇形

腰部脊柱管狭窄症は、前屈で腰痛・下肢痛が軽減するため、前傾位を維持する自転車走行やカート押し、装具が有効である。また、徹底した保存療法で効果が得られない場合、神経除圧目的の手術が適応となる。

鼠径へルニアが嵌頓すると絞扼性イレウスになることがある。一方、下腸間膜動脈血栓症血栓によって血流障害を伴い腸管壊死となれば、麻痺性イレウス(機能的イレウス)になる。

タバコの煙は室内における典型的なPM2.5である。

貝原益軒は1713年に教育書である『養生訓』を上梓した。通仙散は華岡青洲が開発した世界初の全身麻酔薬である。烏頭、曼荼羅華が主成分で、1804年に乳癌手術に使用した。

Edward Jennerはイギリスの免疫学者で、種痘法を開発したことで有名である。

Barry Marshallはオーストラリアの微生物学者でJ. Robin Warrenとの研究でHelicobacter pyloriを発見したことによって、2005年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。
Robert Edwardsはイギリス人で、体外受精のパイオニアであり、2010年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。

クループ症候群(急性喉頭炎)疑いの患児ではまず喉頭内視鏡検査を行い、異物誤飲、急性喉頭蓋炎との鑑別を直視する。

general malaise→全身倦怠感

icterus→黄疸

vascular spider→クモ状血管腫

pretibial edema→前脛骨部浮腫

ascites→腹水

workaholic→仕事中毒患者

モラトリアム→思春期

ワーカホリック→壮年期(前期)

空の巣症候群→壮年期(後期)

喪失体験→老年期

急性胆管炎の身体診察所見で緊急度の高い対応が求められるのは、頻呼吸が出現したときである。敗血症性ショックをきたすと頻呼吸となる。

伝染性単核球症は、咽頭痛、後頸部リンパ節腫脹、発熱が典型的な症状である。

tingling→打診や冷却するときに得られる蟻走性微痛感(むずむずした感じ)

tenesmus→しぶり腹

tinnitus→耳鳴

虚血性視神経症は、視神経の栄養血管が循環障害を起こすことで発症する疾患であり、視野障害として、中心暗点や水平半盲(上半分または下半分の半盲)がみられる。動脈硬化が原因の場合は、高血圧、糖尿病、脂質異常症などが、膠原病では血管炎である巨細胞性動脈炎、血栓症を起こす抗リン脂質抗体症候群などが原因疾患となる。眼科的検査の所見として、視神経障害に伴う対光反射の消失、視神経乳頭の浮腫や視神経乳頭近傍への軟性白斑の出現などがみられる。

胃癌の血行性転移としては肝転移が最多で、次いで肺転移が多い。鎖骨上リンパ節に転移したものをVirchow転移という。Schnitzler転移はDouglas窩への播種性転移のことである。

肝膿瘍の身体所見は叩打痛が特徴的である。

パルスオキシメーターは動脈血酸素飽和度の測定に用いる。安全な麻酔のためのモニター指針の中で、麻酔中の装着が勧告されている。

新生児仮死に対して気管挿管は、人工呼吸の30秒後に心拍が60/分未満の場合に、人工呼吸の代わりに行うか検討する。

中心静脈栄養の患者で感染を疑ったら、まずは中心静脈カテーテルの抜去である。経口摂取量が十分であれば、中心静脈栄養を続ける意義はない。

蛍光眼底造影検査は、散瞳した方が網膜の観察範囲が広がるため、より検査の精度が上がる。散瞳させないと眼底が見えにくい。

高カロリー輸液は粘性が高いために末梢血管からではなく径の大きい中心静脈より輸液する。しばしば穿刺されるのは大腿静脈、内頸静脈、鎖骨下静脈などが用いられる。大伏在静脈は表層の末梢静脈である。

前置胎盤の特徴的な症状は、痛みを伴わない突然の性器出血である。

妊娠悪阻は、吐き気や嘔吐を呈するもので、下腹部痛は伴わない。

abscess→膿瘍

白苔は細菌性の急性上気道炎に多い。

「しっかり」首がすわる→4ヵ月

タール便=黒色便

急性膀胱炎の3主徴は、頻尿、排尿痛、尿混濁である。発熱を伴わない。

中心静脈栄養法で用いる輸液の調剤は、医師の処方箋に基づき調剤薬局に依頼できる。

死亡診断書の記載項目に本籍は含まれない。自宅以外で亡くなった場合、患者の住所も記載する必要はない。本籍地は好きな住所で申請でき、住民票とは性質が異なる。

飽和脂肪酸は動物性脂肪に多く含まれており、摂りすぎるとLDLコレステロールが増加する。

喀血とは気道、肺から血液を喀出することをいう。一度に大量喀血(500mL以上)が起こると、窒息やガス交換障害によって死亡することがあるため、注意を要する。緊急処置としては、まず気道確保を行った後、呼吸・循環管理を行いつつ、気管支鏡等を用いて出血源の同定、原因疾患の診断を行い、止血措置を講ずるといった手順がとられる。

C5は上腕二頭筋を支配しており、障害されると肘関節の屈曲ができなくなる。C6は手関節を背屈させ、C7は手関節を屈曲させる。C8は手指を屈曲する。頸髄損傷はC6の部位で起こる頻度が高い。その他、肘関節の屈曲はC5、肩甲骨の挙上はC4である。

妊娠初期から中期に広範囲の絨毛膜下血腫が存続すると、胎盤機能不全と羊水過少を呈するようになり、chronic abruption-oligohydramnios sequence(CAOS)と呼ばれている。CAOSは早産に至ることが多く、出生児は慢性肺疾患を続発するリスクが高い。

肝癌は飲酒、アフラトキシンと関連するが、高蛋白食とは関連しない。

脂肪の過剰摂取は、結腸癌、乳癌、膵癌の危険因子である。

前立腺肥大症の初期には腫大した前立腺の刺激により、特に夜間頻尿が起こる。進行すると、残尿による機能的膀胱容量減少のため頻尿となる。

肥満症と頻尿とはまったく関係ない。

大量輸血の副作用の一つとしては、低温保存により抗凝固薬のクエン酸Naから変化したクエン酸がCaイオンとキレート結合し、しばしば低Ca血症をきたす。

虹彩炎もアトピー性皮膚炎の合併症としては挙げられるが、白内障、網膜剝離に比べると頻度は低い。

対称性皮疹はアトピー性皮膚炎の皮疹の特徴である。

DICではフィブリノーゲン低下により赤沈値は遅延する。基準値は一桁、多くは5mm/時間以下のことが多い。微小血栓の形成のために消費されるので、フィブリノーゲンは低下する(基準値は200〜400mg/dL)。凝固因子の消費により、PT比は増加する。

冷汗はカテコラミン分泌に伴って生じる所見であり、循環動態の急激な変化、ショック状態を示唆する。

亜急性脊髄連合性変性症では脊髄後索が障害される。

自発呼吸では吸気時に胸腔内圧が1気圧より低くなって、静脈血が胸腔内に流れ込む。しかし、人工呼吸は1気圧より高い圧力で強制的に吸気を送りこむので、胸腔内圧は常に他よりも高くなる。したがって、静脈血が胸腔内に還流する妨げとなり、心臓にとっては循環血液量が減少したような状態になる。

人工呼吸で気道内圧を上げることは、肺水腫に治療的効果がある。

担任教師は、糖尿病患者に起こり得る症状と問題発生時の対処法について理解する必要がある。

理学療法士は身体に障害がある者が対象であり、Ⅰ型糖尿病の意識障害の患者は対象とならない。

小児のネフローゼ症候群の診断に必要な検査は血液検査である。血清総蛋白、総コレステロールネフローゼ症候群の確定診断に必要である。尿培養は不要である。

Krukenberg腫瘍は転移性卵巣腺癌のことである。胃癌や大腸癌が主たる原発巣とされる。

植物状態は自発呼吸がある。最低限、栄養管理が必要である。自力摂食は不可能であり、生命維持のために栄養管理は必須である。

死産証書(死胎検案書)は死亡診断書(死体検案書)と同じく市区町村に提出する。これは妊娠12週以降であっても子宮内容物が胎児の形を成していない場合や妊婦が死亡し胎児の死亡も確実な場合は必要ない。作成後、記載内容の変更があった場合には最寄りの市区町村に申し出る。死胎検案書の作成には、医師や助産師が分娩に立ち会っていない「妊娠満12週以降の死産」が該当する。尚、死産証明書は医師や助産師が分娩に立ち会った時、死胎検案書は分娩に立ち会っていない時に作成する。

ケアプランの作成はケアマネジャーなどが行う。医療ソーシャルワーカーは患者・家族が抱える心理的・社会的・経済的問題の解決・援助などを行う。ホームヘルパーが昼食を介助する。作業療法士は、訪問リハビリテーションを実施する。作業療法士は手、理学療法士は足を担当する。

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第Ⅲ相試験は治験の最終段階の試験である。第Ⅳ相は製造販売後である。

強度遠視は適切な矯正眼鏡装用が必要である。縮瞳薬点眼は強度遠視に対しては効果が不十分であり、暗視感などの副作用もあるため、一般に行われない。

輻湊訓練は、間欠性外斜視への対応の一つである。

両眼内直筋後転手術は、非調節性内斜視に対して行う治療で、部分調節性内斜視に対して行うこともあるが、その際もまずは遠視矯正眼鏡を装用させ、残存した斜視に対して行う。

1ヵ月前に頭部外傷の既往がある高齢者において、数日前から認知障害、歩行障害が徐々に進行していれば、これは慢性硬膜下血腫の典型的な経過である。他の症状として、頭痛、片麻痺、記銘力低下、尿失禁などがみられる。

直腸・肛門の診察は通常右膝屈曲左側臥位(Sims体位)で行う。

頭蓋内で痛覚を感受する組織は硬膜である。髄膜刺激症状があることからもわかる。頭蓋内で痛覚を感受するということは感覚神経が刺激されているということである。頭蓋内で痛覚を感受する感覚神経としては三叉神経から分枝している硬膜枝が主で、一部舌咽・迷走・上位頸神経が関与する。特に脳自体には感覚神経の分布がなく、テント上の硬膜には三叉神経が、テント下の硬膜には舌咽・迷走・上位頸神経が分布することは銘記する必要がある。硬膜でも円蓋部と脳底部を比べると脳底部に感覚神経の分布密度が高い。また、脳底部の主要血管壁および上矢状静脈洞に流入する架橋静脈にも感覚神経が分布しており痛みを感じる。

前縦靱帯、後縦靱帯は椎体を中心とした「前・後」であるため、硬膜の前は後縦靱帯、後ろは黄色靱帯となる。

経管栄養法における経鼻チューブ挿入時には患者に嚥下をしてもらう必要がある。ファウラー位をとることでスムーズに嚥下することができ、誤嚥しにくい。咽頭部より先にチューブを挿入する際には、気管への誤挿入を避けるため、頸部前屈位にする。

心膜摩擦音は急性心膜炎の所見であり、収縮性心膜炎は関係ない。

opening snapは僧帽弁狭窄症で左房圧が高いときに聞こえる。

駆出性雑音は出口の狭窄による雑音である。

救急救命士は、医師の指示の下、呼吸・循環機能が停止した患者に救命行為ができる。アドレナリンの静脈内投与はできるが、胃管挿入はできない。

右内頸動脈-後交通動脈分岐部動脈瘤破裂では右動眼神経麻痺が起こる。

小脳半球は同側の上下肢の協調運動を担っている。右小脳半球の障害では、右上(下)肢の運動失調が出現する。

放線冠は錐体路を形成する。

右中脳被蓋の障害では、赤核の障害に伴い左上下肢の不随意運動が出現する。

慢性甲状腺機能低下症患者の顔貌は無関心様表情と呼ばれる。

症例対照研究は症例群と対照群との情報を収集する。過去にさかのぼって要因となり得るもの(例えば喫煙・飲酒)の情報を、症例群と対照群それぞれについて集めることが必要である。症例群、対照群ともに母集団を代表しているとはいえず、寄与危険度は計算できない。相対危険度の近似値としてオッズ比が計算できるのみである。

angina pectoris→狭心症

arteriosclerosis→動脈硬化

hyperventilation syndrome→過換気症候群

pneumothorax→気胸

glaucoma→緑内障

stroke→脳卒中

α波より周波数の高い波を速波、低い波を徐波という。α波は安静、閉眼、覚醒時に認められる。脳死判定では聴性脳幹反応(ABR)を用いる。視覚誘発電位(VEP)は用いられない。視覚誘発電位(VEP)は多発性硬化症、視神経・網膜疾患、心因性視機能障害などで有用である。てんかんの患者には開閉眼、光刺激、過呼吸の負荷を加えて行う。小児の脳波は成人に比べ高振幅で周波数が低く不安定な特性をもつ。

血糖は一般的に50mg/dL以下、または350mg/dL以上がパニック値である。40mg/dLは緊急に治療しないと不可逆的な脳障害を起こす。カリウムのパニック値は6.0mEq/L以上(外来)、7.0mEq/L以上(入院)。

輪状暗点は、桿体細胞が障害される網膜色素変性症や、緑内障でBjerrum暗点が上下に進行した場合に生じる。

介護保険のサービスを担当するのは訪問看護ステーションである。訪問看護ステーションは主に在宅要介護高齢者を訪問し看護サービスを提供する。

トリアージについて、歩行不可能で呼吸が35回/分だった場合、脈拍の確認は行わなくてもよい。呼吸が30回/分以上であれば「赤」が決定するので、その後の評価は行う必要はない。

蕁麻疹は真皮における一過性の浮腫である。表皮に変化はみられない。

網状皮斑は真皮深層から皮下脂肪組織境界部付近における脈管の機能的障害や血管炎により起こる。別名リベド。表皮に変化はみられない。

接触皮膚炎は表皮の海綿状態がみられる(病理組織的所見)。それに伴って皮疹としては漿液性丘疹が出現する。接触皮膚炎を示唆する重要所見である。

結節性紅斑は皮下脂肪組織レベルの変化である。皮下脂肪組織の分葉間隔壁での炎症細胞浸潤である。表皮に変化はみられない。

蜂巣炎〈蜂窩織炎〉は皮下脂肪組織レベルの細菌感染症である。黄色ブドウ球菌が原因となることが多い。表皮に変化はみられない。

発症要因として生活上の出来事の関与が最も大きいのはストレス関連障害である。生活上の出来事に対する直接的な負の反応として発症する。パニック障害アルコール依存症は違う。これらは多要因が関与して発症する。

1ヵ月の乳児が発熱して不機嫌なら、入院の適応となる。

反抗期が始まるのは幼児期である。

学童期は抽象的思考力(いろいろなものから共通なものを引き出す)が高まる時期である。

親からの自立が進むのは青年期である。

動脈管開存症は連続性雑音となる。通常は左鎖骨下領域で聴取される。

心室中隔欠損症は欠損孔の位置により雑音の最強点が異なるが、通常は胸骨左縁第3~4肋間であり、全収縮期逆流性雑音である。

肺動脈弁狭窄は胸骨左縁第2肋間を最強点とする収縮期駆出性雑音を聴取する。

僧帽弁閉鎖不全症の雑音は心尖部(僧帽弁領域)で聴取される全収縮期雑音である。

PCR法などの核酸増幅検査は血清学的検査よりも感度が高く、輸血製剤のスクリーニングにも用いられている。

従来の遺伝子クローニングでは結果が出るのに数日かかったが、PCR法が開発されたことにより2、3時間でクローニングを行うことができるようになった。

ペア血清とは病初期と回復期の血清を指し、これらを比較することにより病原体の最近の感染を証明することができる。

病院機能評価の審査は、病院機能の現況調査票および自己評価調査票による書面審査と、4名または7名の評価調査者による訪問審査で構成される。

病院機能評価の実施後に発行される認定証の有効期限は5年である。

病院機能評価による認定病院数は、わが国の病院のうちの約26%にあたる。

正常子宮の位置は前傾前屈である。

非妊女性の子宮は鶏卵大である。

BLSのAはair way(気道確保)、Bはbreath(呼吸)、Cはcirculation(心臓マッサージ)、Dはdefibrillation(除細動)である。

うつ病では脳波異常はみられない。認知症は重度になると徐波が増える。

リハビリテーションの基本的アプローチとして、機能障害そのものの改善は治療的アプローチで行う。代償的アプローチには、残存機能の強化や日常生活動作(ADL)の訓練などが含まれる。

医療過誤は、事故が起こる直前の行為が最も重大な過誤である。輸血バッグを輸血ルートにつなぐ際に名前を確認しなかったことなどである。

キャリパー法による体脂肪率測定での皮下脂肪厚の計測部位は、上腕伸側、肩甲骨下部である。

皮膚の瘙痒所見は尿毒症によくみられ、皮下組織の石灰化などが原因と考えられている。

暗順応検査(光覚検査)は主に杆体視細胞の機能を調べる検査で、眼底を観察しない。

直像鏡検査は片眼で眼底の観察を行うため、立体的にはみえない。

双眼倒像鏡検査は両眼で眼底を観察するため、立体的にみることができる。

妊娠10週位につわりがくる。

E型肝炎ウイルスは安静によって、肝への血流量は50%程度増加すると考えられており、安静や保存的治療は肝の回復・再生能の促進を期待できる。重症化・劇症化をきたしていると考えにくいならば、保存的治療が第一選択となる。

老年期うつ病では、重症例や妄想を伴うものでは病識を欠く。また、認知症も病識がない。

うつ病では朝方に症状が増悪することが多く、午前中の調子が悪い。認知症ではせん妄がオーバーラップし、夕方~夜間に症状が増悪することが多い。

早朝覚醒うつ病でも認知症でもみられる。

うつ病は仮性認知症ともいわれ、記憶障害を認めることがあるが、記銘力低下(覚えられない)ではなく、想起障害(思い出せない)である。認知症、特にAlzheimer型認知症では記銘力低下が前景である。記銘力が保たれている場合は老年期うつ病である可能性が高い。

梗塞巣はうつ病でも認知症でもみられる。梗塞巣が目立つ場合、前者は血管性うつ病、後者は血管性認知症とよばれる。

QB救急まとめ

敗血症性ショックの診断後、1時間以内に抗菌薬を投与しなければならない。平均血圧は約50mmHgであれば、平均血圧65mmHg以上を目標にドパミンを持続静注する。

アミド型の局所麻酔薬(リドカインなど)では抗体産生が認められないため、アナフィラキシーショックを含めてアレルギー反応を起こす頻度は非常に少ない。しかし、ごくまれにアミド型の局所麻酔薬によってもアレルギー反応を起こす場合がある。添加されているメチルパラベン(methyl-p-hydroxybenzonate)が強い抗原性を示し、アレルギー反応の原因となっている。

内頸静脈の穿刺後に鮮紅色の逆流を認めたとき、それは誤って頸動脈を穿刺してしまったことが考えられる。通常はすぐに10〜15分圧迫すると止血できる。皮下に出血し始めたところなので、ここで圧迫して血腫拡大を防ぐのが最優先である。

広義の多臓器不全の診断基準には、中心静脈圧、血圧低下、心拍出量減少、昇圧薬投与などが評価対象に含まれる。

開胸式心マッサージの適応
①胸部外傷(多発肋骨骨折 or 胸腔に達する開放創(穿通性胸部外傷))←胸郭ポンプ不能
心タンポナーデ←心囊の開放
③心臓穿通創←用手的止血

Heimlich法は重篤、あるいは完全な気道閉塞徴候が認められた場合に適応となる。

ボタン電池は体内に入っても放電を続ける。放電に伴う電気分解で電池の外側にアルカリ性の液体が生成されるため潰瘍や穿孔を引き起こすことがある。また、胃に入れば胃酸による腐食でアルカリが溶け出す危険があるので摘出の優先度は高い。

外傷の応急処置として、搬送中のバックボードと頸椎カラーによる固定が推奨されている。

フレイルチェスト(動揺胸郭)で換気不全と低酸素血症を認める場合は気管内挿管、陽圧呼吸管理を行うが、気胸の発生・進展に注意する。

吸引せずに挿管したら、凝血塊を気道に押し込むことになる。

消化管穿孔に伴う腹膜炎および敗血症性ショックを呈しているとき、開腹ドレナージを行う必要がある。

クラッシュ症候群の治療としてはカリウムを含まない細胞外液を補充することが求められる。

3度熱傷では上皮性要素は残存しておらず筋膜上切除となる。2度などでは接線切除が行われる。麻酔および全身管理が必須である。

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化学工場で発生した急性中毒ではまずは重症度に応じた処置を行いながら、その合間に、原因物質の同定とそれに対する対応を同時に行う。

左緊張性気胸では気管は右方偏位する。

JCSⅡ-10は「呼名で容易に開眼すること」を示す。

経気管的に投与できる蘇生用薬剤
①リドカイン②アドレナリン③アトロピン④ナロキソン⑤バソプレシン
※静脈路、骨髄内輸液路が確保できない場合に行う。
厳密には気管内投与の至適投与量は不明であるが、一般的には推奨されている経静脈投与量の2~2.5倍とされている。この量を5~10mLの蒸留水もしくは生理食塩水に希釈して、気管チューブ内に直接注入する。

「心電図の平低化」という言葉は、P-QRSで波群が全体に平低化するlow voltageと考えるのが常識的であるが、低カリウム血症などによるflat T波やP-QRS-T波自体が判定できない病態も想定される。かなり曖昧な出題語句である。

広範囲熱傷患者では全身の毛細血管透過性が亢進するので、血漿の血管外漏出による著明な細胞外液量の減少を補うため、コロイド製剤を投与する。ただし、全血輸血は血液濃縮を増悪させるので禁忌である。血漿を用いることがある。広範囲熱傷の場合、溶血をきたすこともある。熱傷の輸液は、大量の浸出液と浮腫による水分(電解質)や蛋白の補充を目的とする。赤血球の喪失がない場合にはコロイド液として新鮮凍結血漿や5%(4%)アルブミン液を用いる。また、これらは極めて大量に使用するので、全血(保存血)を用いて行うととんでもない多血症になってしまう。

ショックによる循環動態悪化を改善するために輸液、ならびに輸血を行う。輸液と輸血経路の第一選択は中心静脈路ではなく末梢静脈であり、18G以上の留置針を用い、2本以上確保する。

尿路(特に尿道)損傷が疑われたらまず骨盤部X線を撮り、次に約30%濃度の造影剤30mLで尿道撮影を行う。造影剤を静注して行う静脈性尿路造影も同様に有用である。

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ショック肺は、ショック後にショックを離脱しても、なお呼吸不全が進行するもので、PaO2・SaO2の低下、肺コンプライアンスの低下、生理的死腔の増加、呼吸性アルカローシス、肺血管抵抗の増大、肺血流低下などがみられる。受傷直後からやや遅れて発症する。

非穿通性大動脈損傷は、下行大動脈起始部、とりわけ左鎖骨下動脈起始部に多い。

動脈血中の乳酸値を含めた代謝性アシドーシスの程度を把握することで、循環状態の重症度を評価することができる。

淡水溺水では溶血するため血清Kが増加し、嫌気性代謝により代謝性アシドーシスとなる。

アナフィラキシーの治療はアドレナリン筋注です。第2選択としてグルカゴンがあります。

熱傷の受傷面積は熱傷深度には特に関係しない。

喉頭部下方牽引では喉頭より上位に閉塞部位があると考えられる。

トリアージ実施者は治療に参加せずトリアージに専念する必要があるが、①活動性出血の止血、②気道確保の2点については、トリアージしながら行う。

主幹動脈損傷では、初療室での安易な止血操作は非常に危険である。直接圧迫または駆血により一時的に止血を行ったあと、速やかに手術室で全身麻酔下に確実な止血術または血行再建を行う。

溺水で吐かせると誤嚥により肺炎を起こすため禁忌である。ただし、口腔内に水などがある場合や嘔吐した場合には除去する。

2015年の蘇生ガイドラインでは、心拍再開後に意識障害を認める場合(質問に対して意味のある応答がない、あるいはGCS≦8)に体温管理療法を推奨している。各施設で定めた32〜36℃間の目標体温を24時間以上一定に維持し、高体温にならないように体温を管理する。体温管理療法に関する問題が医師国家試験で初めて出題された。
「脳保護療法」とは、脳梗塞などで、虚血やフリーラジカルなどから脳保護を行うというもので、脳外・神経内科領域の内容・用語である。本問題の「体温管理療法」とは、心停止後・心拍再開後で、高体温から脳保護を行うというもので、救急・蘇生領域の内容・用語である。脳保護作用や頭蓋内圧低下作用を目的として、一定期間体温を32〜34℃まで低下させることは脳低温療法という。

人工過換気は脳浮腫や脳圧亢進の治療に有効である。過換気によって低CO2血症による脳血管の収縮が起こると脳虚血を起こす可能性があるため、心停止後症候群(PCAS:post-cardiac arrest syndrome)の呼吸管理は、二酸化炭素分圧の生理的な正常範囲内に維持することが提案されている。

診療の有無や期間にかかわらず外因による死亡は異状死となる。保健所に届け出る必要はないが、24時間以内に所轄警察署に届出をしなければいけない。犯罪に起因するものかどうかを究明するために警察官による死体の状況捜査(検視)を受ける必要があり、死因、死亡時刻などを判断するために警察医による死体検案(解剖を除く)を受ける必要がある。

Burn Index=Ⅱ度熱傷面積(%)×1/2+Ⅲ度熱傷面積(%)

敗血症性ショックの第一選択は、β作用がなく強力なα作動薬であるノルアドレナリンである。

敗血症は循環動態を改善させる意味で、輸液、昇圧薬投与を行う。

右腎損傷では初期輸液療法によってバイタルサインが安定した場合は右腎動脈塞栓術が第一選択となる。

心原性ショックでは循環を維持するための代償機構として交感神経系緊張が起こるため、発汗は増加する。

熱傷患者に対しては生理食塩液をそのまま輸液として用いることは少なく、抗菌薬や5%ブドウ糖電解質を溶解して使用する。重症熱傷例の初期輸液では、細胞外液を補充する目的で乳酸加リンゲル液の投与をまず行う。

ベラパミルは血管拡張作用により、血圧低下が起こる。

アミノフィリンは気管支拡張作用がある。

コハク酸ヒドロコルチゾンは速効性はないが、遅発反応によって起こる二相性アナフィラキシー重篤な反応の再燃)を抑制する。

マレイン酸クロルフェニラミンはH1受容体に競合的に拮抗して、アレルギー反応を抑制する。

骨折と出血量の目安は、不安定型骨盤骨折2,000mL、大腿骨骨折1,000mL、上腕骨骨折300mL、肋骨骨折1本100mLなどを知っておくとよい。一般に出血量が1,500mLを超えるとショックになる。両側大腿骨骨折では約2,000mLの出血でショックになるが、片側大腿骨骨折では直ちにショックにはなりにくい。

胸腹部外傷の初期診療において、MRIは簡便性、迅速性に欠け、不要である。

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救命のため迅速に外科的気道確保を行う場合、甲状軟骨と輪状軟骨の間(輪状甲状靱帯)に行う。第二気管軟骨と第三気管軟骨の間は気管切開の場合に選択される。

大動脈やその分枝の損傷はMRIでも診断できるが、CTよりも優先度は劣る。

QB中毒まとめ

熱射病はかなり死亡率の高い疾患。治療は全身の冷却と心臓循環系の維持である。「直腸温を38.5℃以下」(目標値。頻回にできれば持続的に測定すべし)にするためには、過冷却に注意しつつ、積極的に全身を冷やすことが重要である。もたもたしていると、DICを併発、最悪の結果を招きかねない。とりわけ熱に弱い脳・肝・心・肺の障害が著明で42~43℃の高熱が数分以上続くとMOFから死に至る

 

薬剤性無顆粒球症に伴う発熱は細菌感染症の可能性が高いので早急に抗菌薬投与を行う必要がある。

 

エリスロマイシンは、肝機能障害が最もみられやすい抗菌薬である。一方、けいれんをきたす抗菌薬としては、ニューキノロンが有名である。

 

青みの魚(特にサバ)はヒスチジンを多く含むが、温度管理が悪いなどの条件下ではモルガン菌がこのヒスチジンヒスタミンに変えてしまう。腐敗臭がする前に素早く産生されるので、傷んでいないと判断してしまうことが多い。ヒスタミン中毒が起こる理由の一つである。

 

ジイソシアネートはポリウレタン樹脂の原料で、刺激性があり、眼、気道粘膜を刺激し、高濃度の吸入により、肺炎、肺水腫をきたす。約半年~1年の低濃度曝露では、喘息様発作を起こす者が発生し、職業性喘息を起こす物質として有名である。

 

胃洗浄の際に使用するチューブは、胃洗浄用チューブであり、意識混濁時あるいは嘔吐、吐血のおそれがあるとき、あるいは気管内挿管してあるときには左側臥位を基本体位として挿入する。1回量200~300mLの微温蒸留水の注入排液をくり返す。洗浄は微温湯(水道水)にて行い、排液が清明になってからさらに10回程度くり返す。排液が完全に透明になるまで行う。

 

ビグアナイド薬は糖尿病において血糖降下薬として用いる。肝での糖新生抑制、および末梢のインスリン抵抗性の改善、消化管からの糖吸収の抑制により血糖降下をもたらす。一般に浮腫はみられない。

チアゾリジン薬は2型糖尿病において血糖降下薬として用いる。インスリン抵抗性を改善して血糖降下をもたらすが、インスリン作用の増強と血糖改善に伴って体重増加がみられるほか、浮腫がみられることが多い。

 

尿中馬尿酸はトルエンの曝露の指標となる。作業終了時の尿を検体として用いるため、作業開始前の採尿は適切ではない。

 

視野狭窄有機水銀

 

植物性自然毒は夕食1時間後に症状が発現する。

 

クロラムフェニコールは、再生不良性貧血、血小板減少、視神経炎などがみられる。また、小児のグレイ症候群が有名である。不整脈との関連性は特にない。

ジギタリスは食欲低下、悪心、下痢などの消化器症状がみられるが便通異常としては下痢をきたすことが多く、便秘は少ない。

テオフィリンの血中濃度が増加するとけいれん、せん妄などがみられる。

ビタミンKはビタミンK欠乏症により出血傾向を呈しやすい肝硬変、慢性肝障害などで使用される。副作用としては、溶血、低血圧、ショックなどがある。特に点滴静注を行うと、内服に比しショックの頻度は上がる。

フェニトインは抗けいれん剤としててんかん患者に長期投与される。フェニトインは、ビタミンD代謝を促進することによりビタミンD血中濃度が低下し、骨軟化症、くる病などがみられる。

 

ベリリウムなら湿疹、インジウムなら間質性肺炎

 

硫化水素中毒は胸部X線写真で肺水腫の所見を認める。

 

胆管癌を引き起こす有機溶剤にジクロロプロパンやジクロロメタンがある。

 

アスピリンの中毒作用
1.中枢神経刺激
嘔気、嘔吐が3時間以内に出現(嘔吐中枢刺激)し、その後、発熱、過呼吸、耳鳴、めまい、難聴(第Ⅷ脳神経障害)、意識障害、けいれんをきたす。
2.高エネルギーリン酸結合阻害
細胞レベルでの正常なエネルギー産生を阻害し、ケトン体の発生、代謝性アシドーシスなどを呈する。

 

ニューキノロン系抗菌薬は、非ステロイド性抗炎症薬(インドメタシンアスピリン他)との併用で、重篤なけいれん発作を起こすことが報告されている。

 

毒蛇咬傷の際の治療
①安静:毒素の拡散防止のため
②創の洗浄,消毒:生食で十分洗浄した後、イソジン、1,000倍過マンガン酸カリウムなどで消毒する。
③創の切開、吸引:創切開をした後、毒素吸引を行う。
④補液:乳酸リンゲル液などを使用する。補液の理由は心・循環不全の発生防止あるいは重症化防止のためである。
⑤抗毒素血清投与

 

解熱剤の投与により低血圧やショックを引き起こす可能性があり、熱中症では投与すべきではない。熱中症で生じる高体温は体温調節機能の破綻と脱水が原因と考えられる。

中心静脈路の確保には、一般的に内頸静脈、鎖骨下静脈、大腿静脈が用いられる。

 

ヒ素中毒でなる癌は?
は ひふへ ほ
は→肺癌
ひふへ→皮膚癌
ほ→膀胱癌

 

自動車の排気ガスでときに死亡者がでることがあるが、この原因はCOによるものである。CO中毒がみられ、意識障害が伴った場合の治療法としては、まず高濃度の酸素吸入を行うことが必要である。次に低酸素において脳浮腫を起こしており、この脳浮腫は脳ヘルニアなどの誘因となるため、マンニトール、グリセロールなどにより脳浮腫の改善を図る必要がある。

 

湯冷ましは煎茶道における茶道具の一つ。茶を入れるための湯を冷ます道具である。形状はピッチャーから取っ手を外したものである。湯の温度を効率よく下げるため、底より口を大きく作ってあることが多い。

 

anion gap開大の代謝性アシドーシスと浸透圧ギャップの開大を伴う病態に、尿毒症と糖尿病ケトアシドーシスの両者があるが、問題の「この患者と同様の変化」を急性に生じた病態、救命救急での対応を問う問題と考えると慢性の末期腎不全(→尿毒症)よりは、糖尿病ケトアシドーシスを選択させたかったと思われる。

 

低体温時には、しばしば心房細動が認められる。

 

QRSとSTの接合部が上昇している所見である。低体温症に特徴的で、低体温時にみられるJ波をOsborn波とよぶ。

 

フグ中毒は、自然毒による食中毒としてわが国では頻度が高く、日本の食中毒死の原因の50~60%を占めている。フグ毒の原因はテトロドトキシンであり、これは通常、卵巣、肝臓、腸などに多い。

 

トルエンは特にシンナーの成分として重要であるが、主な症状は、急性期には麻酔作用による中枢神経の抑制、慢性期には頭痛、めまい、倦怠感の不定愁訴であり、トルエンは酸ではないので直接的な歯牙酸蝕症はみられない。
四塩化炭素は急性の劇症肝炎を引き起こす化学物質として有名である。

 

急性薬物中毒で瞳孔が縮瞳している場合

①麻薬(モルヒネ

有機リン

③トリクロロエタノール

急性モルヒネ中毒三徴
①昏睡

②呼吸抑制

③縮瞳

 

グリセリンが浸透圧利尿効果を発揮し、頭蓋内圧降下作用を示すため、頭蓋内圧亢進時などに用いる。本症例には必要ない。

 

酸、アルカリ誤嚥の場合、嘔吐を誘発することは、胃内圧をあげて消化管穿孔の危険性を上げるので、禁忌。卵白、牛乳などを飲ませる。

硝酸銀は、胃内では胃酸のCl-と反応し、AgCl2(無害)となり、沈殿する。これを洗い流すために生理食塩水による胃洗浄を行う。なお、AgNO3は組織腐食により胃穿孔をきたしうるので注意が必要である。

青酸ガス中毒の際には、チオ硫酸ナトリウムの静注が有効である。その解毒機序は、青酸ガスに伴うCN-(青酸ガスイオン)をイオン化し、SCNの形成を起こし、尿中に排泄させ解毒に働く作用を有する。

ベンゾジアゼピン系薬大量服用時に、第一に行うことは胃洗浄である。

 

塩素系漂白剤(洗剤)と酸性洗浄剤を混ぜると塩素ガスが発生すること、塩素ガス中毒の症状について知っていれば正解できる。

 

ウェルシュはガス壊疽の原因となる嫌気性菌であり、密封容器に入れた食肉加工品から食中毒が発生することがある。水様性下痢がみられることが多い。

カンピロバクターは血便がみられることが多い。

サルモネラは血便がみられることが多い。

ボツリヌス菌による食中毒は球麻痺、呼吸筋麻痺といった神経症状が特徴的である。

ブドウ球菌によるエンテロトキシンで食中毒が発生することがある。毒素性のため、潜伏期は数時間と短く、通常発熱もみられない。激しい嘔吐と下痢を主症状とする。

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凍傷部位の摩擦やマッサージ、高温での加熱は組織破壊につながるので禁忌である。

 

 

QB医学総論まとめ

癌抑制遺伝子
p53
APC
Rb

 

組織診には10%ホルマリン固定、細胞診には95%エタノール固定、電子顕微鏡検査には2.5%グルタールアルデヒド固定、Giemsa染色には乾燥固定が一般的である。術中迅速検査では生検体を用いての-80℃瞬間凍結が行われる。

 

浮腫は、体位によって異なるが、原則として最も低い位置に強く起こる。仰臥位で寝たきりの患者の場合、仙骨部を見るには必ず体位変換をする必要があり、見逃しやすい部位である。仙骨部が直接触れている下着やシーツの皺などが皮膚に凹凸として見られる。

 

加齢による内分泌変化

1.顕著には変化しないもの

●下垂体・副腎系(ACTH,コルチゾール
●下垂体後葉ホルモン(バソプレシン
●副腎髄質ホルモン(カテコラミン)
2.上位と下位のホルモンで異なった変化を呈するもの

●下垂体・甲状腺系(FT3低下傾向,FT4変化なし,TSH上昇傾向)
●下垂体・性腺系(性ホルモン低下,下垂体ゴナドトロピン上昇)
3.低下するもの

●成長ホルモン系(GH,IGF-Ⅰ)
●レニン・アルドステロン系(レニンおよびアルドステロン分泌低下)
●副腎性アンドロゲン(DHEA,DHEAS)
4.上昇するもの

副甲状腺系(PTH)

 

血清CEAは日常臨床においては、癌でなく特殊な病態で上昇することの方が多い。その代表的な原因として、喫煙、糖尿病、便秘が挙げられる。

 

リウマトイド因子の陽性率は年齢によって多少異なる。すなわち10歳、20歳代は通常リウマトイド因子の陽性率は10~20%程度であるが、30歳以降は通常20%以上となる。50歳代は1/3程度で陽性となる。

 

嘔吐がみられた場合、現在最も効果のある薬物は、迷走神経末端のセロトニン5HT3受容体を遮断するものである。

 

QB放射線科まとめ

放射線科で学習するバブルサインを理解していますか?

single bubble sign:胃の幽門部の閉鎖によりみられる。

double bubble sign:十二指腸までの閉鎖でみられる。

triple bubble sign:十二指腸の終わりから空腸上部での閉鎖によりみられる。

 

放射線療法の副作用で出現するのは下痢や下血です。便秘は起きません。

 

法令に規定された男性放射線業務従事者の通常作業における放射線被ばく線量限度(実効線量)は、1年間につき50mSvを超えない、かつ5年間につき100mSvを超えないようにしなければならない。

 

頭部の造影CTで増強される部位は脈絡叢、下垂体茎、脈管系である。大脳基底核は増強されない。

 

小児急性リンパ性白血病では髄膜浸潤予防のため全脳照射とMTX髄注が行われる。

松果体胚芽腫は若年者に好発し、全脳照射+全脊髄照射の適応となる。

 

脾静脈は膵臓の後面を走行する。

 

2011年3月11日の東日本大震災で発生した原発事故により飛散した放射性同位元素のうち、セシウム134とストロンチウム90は半減期が長いので人体への影響が懸念される。一方、テクネチウム99mの半減期は約6時間である。

 

側臥位背腹撮影=デクビタス(decubitus)撮影の適応

1.消化管穿孔

2.イレウス

3.少量の胸水が疑われた場合

 

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上図で高信号を呈している領域は深部白質とよばれる。高血圧や加齢などによる慢性虚血の状態が続くと変性が起こり、高信号として描出される。これを脳室周囲高信号域(PVH)という。

 

頭頸部の扁平上皮癌は、早期例はまず放射線治療と覚える。同じ頭頸部でも唾液腺や甲状腺の悪性腫瘍は腺癌であり、通常切除による機能障害も軽く、早期例でも手術が第一選択となる。

分化型甲状腺癌は一般的に放射線抵抗性であり、進行も緩徐であるため、手術が第一選択となることが多い。未分化癌に対しては放射線治療、化学療法、手術を併用した集学的治療が行われるが、一般に予後は極めて不良である。

 

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上図は、正面像において上縦隔が拡大し、側面像では胸骨背側に軟部陰影を認める。小児の正常胸腺であり、成長するにしたがって次第に退縮して見えなくなる。つまり、この胸部単純X線写真は正常小児のものであり、引っかかってはいけない。

 

肺動脈狭窄の狭窄後拡張により肺動脈弓の突出がみられることがある。

肺動脈弓の陥凹は肺血流減少を示唆し、チアノーゼを伴うことが多い。代表的なものとしてファロー四徴症がある。

乳幼児が泣いているときは呼気状態であり、心陰影は拡大する。

大動脈縮窄症では肋間動脈の拡大による肋骨の侵食像(rib notching)を認め、背腹単純撮影で診断可能である。

肺血管陰影の増強は肺血流増強を意味し、左→右短絡の存在を考える。

 

自然放射線からの被曝は、日本では年間2.1mSvとされており、世界平均(2.4mSv)より少ない。

腹部CTの被曝線量は約8mSvであり、胎児の放射線被曝による閾線量(100〜200mSv)より明らかに低い。

 

⭐︎放射線物理の理解すべき事項
1.X線のエネルギー(電圧)と深部率の関係:エネルギーが高いほど深部率が高くなる。しかし表面付近は逆に低くなり、最大強度となるのは表面から1〜3cmの深さである。これをbuild upと言い、高エネルギーX線治療では皮膚への傷害が少なく、深部に十分な線量を照射できる。
2.電子線照射時のエネルギー(電圧)と治療範囲:浅在腫瘍の治療にはX線による接線照射とともに電子線照射が行われる。電子線にもbuild upがあるが皮膚表面から急速に強度を増しプラトーとなった後、急速に強度を減ずる。一定深度より深くに対してはほとんど影響がなくなる。3MeVにつき1cm治療可能範囲が深くなる。例:5cmまでの治療には5×3=15MeVの電子線を使う。12MeVの電子線では12÷3=4cmまで治療できる。
3.高LET放射線と酸素効果:重粒子線と中性子線は酸素効果の影響を受けにくい高LET放射線である。腫瘍中心部の低酸素細胞まで有効で、治療効果が高い。X線や陽子線は低LET放射線で酸素効果の影響を受ける。
4.ブラッグピーク:重粒子線と陽子線はブラッグピークを有し、深部の腫瘍に選択的に高線量照射できる。正常組織の被曝を軽減でき、線量分布がよい。重粒子線は巨大な施設が必要だが、高LETでブラッグピークを持ち理想的な放射線である。X線中性子線にはブラッグピークはない。
5.β線γ線:通常用いられる密封小線源はγ線の放出を治療に利用するが、131Iはβ線を放出する。β線はその飛程が短く、ヨウ素が集積した甲状腺癌の細胞にのみ傷害を与え、周辺正常組織にはほとんど影響を及ぼさない。治療可能比が極めて高いミサイル療法(モノクロナール抗体治療がこのように称されている)の先駆けである。

 

脂肪肝は超音波検査では、高エコー(bright liver)として認められる。
肝内結石はビリルビン結石であることが多く、X線吸収が高いため高吸収域として認められる。

 

胆囊炎を繰り返すことにより、胆囊と消化管(十二指腸が最も多い)とが癒着・瘻孔を形成し、その瘻孔を介して胆石が腸管へ逸脱するようになる。この腸管内に逸脱した胆石によってイレウス(回盲部に引っ掛かることが多い)を生じる場合がある(胆石イレウス)。胆道内のガスは、腸管から逆行性に進入してきたものである。

 

吸収線量はグレイ(Gy)で表す。

直線加速器(ライナック,リニアック)は超高圧X線発生装置である。電子線も利用できる。ガンマ線照射装置はコバルト60遠隔治療装置(テレコバルト)である。

 

⭐︎子宮頸癌の放射線治療で記憶すべき事項
1.各病期での5年生存率:おおよそⅠ期80%、Ⅱ期75%、Ⅲ期50%、Ⅳ期10%。
2.放射線治療が第一選択となるのはⅢ期。その理由は、切除不能であるが放射線では上記の成績が得られるため。なお、高齢者・高度肥満者など手術適応になりにくい患者ではⅠ〜Ⅱ期でも上記成績より放射線治療を行う。
3.外部照射(全骨盤照射,途中から中央遮蔽)と腔内照射を組合せて治療する。
4.外部照射の目的と対象は大きな原発巣を小さくして腔内照射ができるようにすること、所属リンパ節(骨盤リンパ節)を治療すること。腔内照射が始まると中央遮蔽を行う。
5.腔内照射はマンチェスター法に準じて行われる。子宮内腔線源(タンデム)と腟腔内線源(オボイドなど)の2つの組み合わせで行われる。A点の定義(外子宮口から頸管方向に2cm頭側の点から左右90度方向に2cm離れた2点をそれぞれ左右のA点とする)と意義(腔内照射の線量基準点)。B点はリンパ節転移や骨盤壁浸潤治療の指標である。
6.放射線治療の主な副作用は全骨盤照射施行中(急性反応)の下痢と治療後1年ほどして生ずる(晩期反応)放射線性直腸炎・膀胱炎である。

 

操作室の静磁場強度では磁気カードは破損しない。

 

内頸動脈は起始部に頸動脈洞とよばれる軽度の膨らみがあり、近位側(頸部領域)には分枝がみられず、総頸動脈から分かれた後に外側に出る。

 

以前は妊娠可能な女性の腹部X線検査は月経開始後10日以内に行う(10 days-rule)とされていたが、現在では医療上必要があれば、妊娠の有無にかかわらずX線検査を行う。

 

T1でもT2でも骨皮質は低信号。

 

一般に小児の方が成人よりも放射線による影響を受けやすい。放射線による二次発がんは、年齢、線量、放射線が照射された体積、臓器により発症頻度が異なる。年齢が若いほど二次がんのリスクは高くなる(高齢者は二次がんができるまでに寿命が来てしまう)。

手術適応のあるⅠ期肺癌に対しても、定位放射線治療で根治的な治療が可能である。

 

関節リウマチについて、初期変化は関節周囲軟部の腫脹と関節周囲に限局する骨粗鬆症である。骨の辺縁びらん像(=骨粗鬆症)は関節囊付着部近くに早期より現れる。通常、異常所見は左右対称性にみられることが多い。手根骨の骨性強直は現れやすい。

 

十二指腸や上部小腸は腸管の中でも特に放射線感受性が高い。

腸粘膜の炎症により粘膜の血管やリンパ管が破綻し、蛋白漏出性腸炎を起こしうる。

骨盤照射のときに生じる放射線腸炎に対してステロイド含有の痔核治療用坐薬は効果的であるが、放射線腸炎全体に当てはまらない。

 

皮様囊胞腫は通常脂肪成分を含み、T1にて脂肪部分が高信号に描出される。

卵巣チョコレート囊胞(内膜症性囊胞)は内容が血液成分であり、T1にて高信号を呈する。

 

耳下腺腺癌は放射線には抵抗性があり、手術が第一選択である。

放射線の感受性は一般的に小細胞癌>扁平上皮癌>腺癌>肉腫、悪性黒色腫の順である。

 

両側肺にびまん性に粒状陰影をみる疾患には、じん肺、粟粒結核、転移性肺癌、サルコイドーシス、Goodpasture症候群、肺胞微石症、膠原病(RAなど)、ランゲルハンス細胞組織球症がある。

 

喉頭癌は通常外照射(対向二門照射)を行う。

 

咽頭は食物の通過とは直接関係のない部位だが、上咽頭癌は高率に頸部リンパ節転移を合併するため、照射範囲に頸部リンパ節が含まれる。そのため、食道粘膜の炎症や浮腫に伴う嚥下困難を生じる。

 

99mTc-MIBI(methoxyl isobutyl isonitrile)、201Tl-Clともに心筋血流を反映し、心筋梗塞狭心症の診断に用いられる。前者は拡散により心筋細胞内に分布し、後者はK+と同様の生物学的挙動を示し、心筋細胞内に能動的に取り込まれる。

99mTc-PYP(pyrophosphate)はハイドロキシアパタイト結晶との強い親和性を有し、もともと骨シンチグラフィ用の製剤として開発された。急性期の心筋梗塞巣などの不可逆的な壊死に陥った細胞傷害部に取り込まれるため急性心筋梗塞の診断に用いられる。

99mTc-MAA(macroaggregated albumin)の粒子径は10~60μmであり、肺毛細血管床で捕捉されて多発性の微小塞栓を生じさせることにより肺血流イメージに使用され、主として肺血栓塞栓症の診断に用いられる。静脈内投与された後、ほとんどが肺の毛細血管に微小肺塞栓を生じ、正常では体循環に入ることはない。肺以外の脳や腎に集積がみられた場合は15%以上の右→左シャントが存在する。

99mTc-MDP(methylene diphosphate)は骨を形成するハイドロキシアパタイトへ吸着し、骨シンチグラフィに用いられる。

 

静脈性尿路造影において濃いネフログラム(腎実質像)の持続像を示すもの

①急性尿路閉塞

②急性腎静脈閉塞

③低血圧

④急性尿細管壊死

 

原発性アルドステロン症の病変部位(すなわち腺腫など)は、131I-アドステロールの集積にて同定される。

 

漿液性囊胞腺腫は一般的に血管増生に富み、血管造影ではhypervascularとして認められる。CTでは無数の小さな囊胞集簇像として認められ、石灰化を伴うことが多い。
腹部単純X線で膵に一致した石灰化がみられるのは慢性膵炎である。

 

肺塞栓症では換気障害がないことが慢性閉塞性肺疾患との鑑別ポイントとなる。

 

頭部の画像診断において、MRIがCTに対して特に有用と思われる点として、①脳梗塞超早期(CTでは24時間以降に出現)、②脳底,脳幹,脊髄病変(CTでは骨のアーチファクトが強い)、③白質病変(多発性硬化症など)、④髄膜病変などが考えられる。逆に急性期の出血はCTの有用性が高い。

 

Kerley線は肺小葉間隔壁の肥厚により認められるもので、液体貯留・線維性変化が原因である。A lineは肺門から肺野への放射状の細長い線状影(上肺野に多い)、B lineは両側肋骨横隔膜角直上の横走する線状影、C lineは肺野の網状影(下肺野に多い)で、B lineが一般的である。

⭐︎Kerley B lineを認める疾患
①肺水腫
②肺線維症
③癌性リンパ管症
じん肺
⑤サルコイドーシス

 

Hodgkinリンパ腫は頸部リンパ節に初発することが多い。口蓋扁桃に発生するリンパ腫は非Hodgkinリンパ腫。

癌の転移ではリンパ節内に腫瘤を形成し部分欠損を示したり完全に造影されなかったりするのに対して、悪性リンパ腫では腫大リンパ節にびまん性小欠損を生じ、泡沫(レース、わらじ、すだれ)状に造影される。

中等度~軽度の悪性度群で病変の小さなⅠ期では放射線単独治療で良好な成績が得られる。Ⅱ期では照射後、化学療法の追加を、Ⅲ期では化学療法後に照射を考慮する。Ⅳ期は姑息治療となる。

非Hodgkinリンパ腫は45Gy前後が治癒線量と考えられる。通常、照射野が大きいので1回1.5~1.8Gyで治療される。

濾胞性リンパ腫は発育緩徐であり、予後も良好である。

 

226Raは古い歴史をもつが、半減期が極めて長く容器破損や紛失時に環境汚染が問題となり、次第に使われなくなってきた。

137Csは低・中線量率の腔内照射と組織内照射における密封小線源の主流である。半減期約30年。

192Irは高放射能で極めて小さな線源が作製可能であり、高線量率照射用線源の主流となっている。ただし、半減期が約70日と短く、線源交換がやや煩わしい。

198Auは半減期3日であり、グレイン(粒状微小容器)に密封して永久刺入の組織内照射に用いられる。

32Pは診断用非密封線源である。

 

軟部X線撮影はモリブデン管を用いた低圧撮影にて行う。

閉経後では乳腺は退縮し脂肪に置換されるため、診断しやすい。

授乳期では乳腺が腫大し(dense breast)、診断的価値が下がる。

乳癌では実際では触知する腫瘤よりも小さな陰影となることが多い。

 

照射野を小さくすると照射野内に含まれる正常組織の耐容線量は大きくなる。

総線量は同じであっても照射の分割回数を多くすると、一般に放射線の生物学的効果は小さくなる。

 

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上図で、cは上腸間膜動脈、dは左腎静脈である。

 

上顎癌においては根治目的に手術、化学療法、放射線治療を併せた3者併用療法が行われる。

 

肝臓のCT値は通常60~70HU程度。脂肪肝でも20~40HU程度であり、正常肝実質が-20HUは誤りである。

 

奇形は確定的影響で染色体異常は確率的影響。

 

急性胆囊炎の場合、胆道シンチグラフィで胆囊は描出されない。ただし、第一選択は超音波検査である.

中毒性巨大結腸には腹部単純X線検査を行う。注腸検査や内視鏡検査は、腸内圧を高め穿孔を起こす可能性があり禁忌である。

 

子癇は妊娠20週以降に起こるけいれん発作であり、てんかんや二次性けいれんが否定される場合に診断される。病態的には、脳血管の透過性亢進に伴う脳の血管性浮腫が原因と考えられている。画像診断上は、後頭葉頭頂葉の浮腫性変化が特徴的であり、MRIのT2強調像やFLAIRにて高信号を示す。通常、拡散強調像にて急性期に信号上昇がみられるが、所見が不明瞭なケースも少なくない。経過的には、いわゆる“reversible posterior leucoencephalopathy syndrome(RPLS)”を示すことが多く、症状の改善とともに画像所見も消失する。